『塔の上のラプンツェル』(2010年) | HALUの映画鑑賞ライフのBlog

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ピクサーアニメを除いて、「ディズニーのアニメ映画に限る」となりますと、
私が、好きなディズニー映画は、やはりディズニー・アニメ映画の50本目記念作品の塔の上のラプンツェルが最も好きですね♪


「光る空飛ぶランタン(11.3/26・3D劇場&2D/Blu-ray)」
ジャンル:ファミリー
原題:TANGLED
製作年/国:2010年/米
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
時間:101分
公式サイト:http://www.disney.co.jp/movies/tounoue/
公開日:2011年3月12日(土)
監督:ネイサン・グレノ、バイロン・ハワード

チラシ

チラシ裏


昨年の3月に、滋賀県大津市のシネコンにて、会員サンクスクーポン(1.000円観賞券)+300円で、Real3D方式の3D字幕版にて観賞。

そして、今回、2DのBlu-rayを購入し、再度鑑賞し直しました。

ディズニー50周年記念ロゴ



劇場鑑賞時の際には、
世界初の長編カラー・アニメーションの『白雪姫』(1937年)から、数えて、ディズニー・アニメ映画の50本目記念作品とのことで、あえて、歌などを、じっくり楽しんで観るべく、字幕スーパー版を選択して観賞に臨みました。
ですが、今回の作品は、中川翔子さんによるラプンツェルの日本語吹き替えと言うことを、その後、後日になって知りまして、ソフト化された折には、日本語吹き替え版で観てみたいと思っていました。

その記念すべき第50作目の内容も、奇しくも『白雪姫』と同じく、グリム童話の中のひとつである『髪長姫(ラプンツェル)』を原作を基本に、歌に冒険とアクションを織り交ぜた痛快でロマンチックなアニメ映画でした。

ですから、今回の場合は、あえて、<しょこたん>こと、中川翔子さんが、ラプンツェルの声優を務められた日本語吹き替え版にてBlu-ray鑑賞致しましたが、ディズニーがピクサーを吸収合併後に、影響されたのか、アニメの中の文字までも、(劇場公開時もそうだったのだと思いますが)、DVDの販売先の母国語の日本語に、例えば、「WANTED」を「お尋ね者」といった様に、アニメの中の文字を、日本語に、ちゃんと細部までローカライズされていたのが凄いと思いましたね。

フリンのビラ 

また、念願だった日本語吹き替え版を鑑賞致しましたが、予想以上に、中川翔子さんによるラプンツェルの声優ぶりも、なかなかサマになっていて良かったでした♪


ラプンツェル・声優・中川翔子さん

 

●日本語吹き替え版のラプンツェルの声優を担当された、中川翔子さん


ストーリーは至ってシンプル。
高い塔の中に18歳まで幽閉されていた、少女ラプンツェルが、毎年、彼女の誕生日の日に現れる不思議な灯りをその自分の目の前で見たさに、やがて運命の導きか、ラプンツェルの前に現れた、<WANTED(お尋ね者)>のフリン・ライダーを道案内に、その灯りを見に行こうとし、初めて味わう自由の身。友情や恋などを謳歌しながらも、アイデンティティを探し求める旅を始めるというストーリー展開の映画でした。

塔の外観
ラプンツェル&義母 



率直な感想と致しましては、
ミュージカル調の歌にダンスに、冒険、アクション、ロマンスなど、これまでのディズニー・アニメ映画の主たる要素をふんだんに盛り込んでおり、大人でも素直に楽しめるアニメ映画でした。

フリンの塔昇り3フリンの塔昇り  

特に、アクションの描写などは、グリム童話の原作の『髪長姫(ラプンツェル)』の<王子様>を<盗賊>に置き換えていることからも、何気に、『ルパン三世/カリオストロの城』を彷彿させる御方々も多いことかとも思われるほど、痛快な映画でしたね。

ラプンツェル&フリン塔の中マキシマム
マキシマム&フリン握手

個人的には、白い騎馬のマキシマスが大活躍。その活躍振りが、最高に面白かったでしたね。
また、ラプンツェルの相棒のカメレオンのパスカルも何気に可愛い存在でしたね。

フリン酒場
盗賊&義母 



また特筆すべきは、この映画の立体感溢れるCG画像で造型なされたキャラクター達。
やはり、これは、古くは『トイ・ストーリー』で世界初のフルCGアニメーションを実現した、ピクサーのジョン・ラセターによる貢献度が大きい賜物とも思われましたし、『美女と野獣』などを手掛けられたグレン・キーン等たちのアニメーターとの力の結実した映画でしたね。

光る空飛ぶランタン2 
光る空飛ぶランタン4


劇場公開時には、それを更に3D映画で観賞致したのですが、従来の3Dの奥行き感のみならず、特に<光る空飛ぶランタン>が自分の目の前をゆっくりと浮遊する光景には、劇場で3Dでご覧になられた御方々は、心奪われることは必至だったことかと思われましたね。

それほどまでに、劇場鑑賞時には、実に3Dに適したアニメ映画だと感じましたね。

今回の2DのBlu-ray鑑賞では、<光る空飛ぶランタン>が自分の目の真ん前まで、ゆっくりと浮遊する光景の体験は出来なかったですが、それでも、美しい映像に目を奪われてしまいましたね。

光る空飛ぶランタン・ラプンツェル&フリン
光る空飛ぶランタン・ラプンツェル・フリン2


但しながらも、
私が劇場観賞した際には、その鑑賞した時期のタイミングが悪かったのか、この映画には、洪水のシーンが有るのですが、その迫力がスゴくて、3.11の東日本大震災の大津波の際のTV報道の映像が、若干、頭を過ぎりまして、スゴく恐くなってしまったくらいでした。

洪水1洪水2 

でも、今回、改めて鑑賞し直してみますと、あの3.11の際のTV報道の恐怖感も癒えてきたのか、それほどまでに、洪水のシーンに対しても、そんなにも恐怖感は感じませんでした。

また、そもそもが子供向けアニメ映画であるので仕方ないのかもしれないですが、最終的には、予定調和的でしたし、そもそもがストーリー自体の基本が、グリム童話からの引用ということからすれば、いたしかたないのかも知れないですが、ラプンツェル自身と、育ての親と産みの親との関係が、あまりにも唐突に心変わりしてしまうところが、若干違和感を覚え、残念に思えましたね。

私的な評価と致しましては、
私が劇場鑑賞した際の観賞したタイミングが悪かったせいか、洪水のシーンに若干の恐怖心が有った点や、予定調和に終わる点、ラプンツェル自身と、その育ての親と産みの親との関係などから、それらの点から、少々減点させて頂きましたが、それでも★★★★(80点)の高評価を付けさせて頂くほどに、痛快で実に面白く素敵な作品でした。

ですが、今回、再度、Blu-rayにて、改めて鑑賞し直しましたらば、その洪水のシーンも、さほど気にならなかったですので、その点を、若干加点し、今回、上方修正させて頂きまして、★★★★☆(90点)の評価に値するほどの作品かと思われました。

お勧め作品です。



●ディズニー映画『塔の上のラプンツェル』劇場予告編



塔の上のラプンツェル DVD+ブルーレイセット [Blu-ray]/ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
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