『片腕マシンガール』(2008年) | HALUの映画鑑賞ライフのBlog

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今回は、井口昇監督が、海外で製作された曰く付きのバイオレンス映画『片腕マシンガール』の廉価版DVDを、再度、鑑賞し直しましたので、ご紹介致します。


「この復讐、常識外(DVD鑑賞)」
 ジャンル:バイオレンス
原題:THE MACHINE GIRL
製作年/国:2008年/米
配給:SPOTTED PRODUCTIONS
時間:96分
公開日:2008年8月2日(土)
監督:井口昇
出演:八代みなせ、亜紗美、穂花、島津健太郎、デモ田中、諏訪太朗、川村亮介、西原信裕、秀平、石川ゆうや
ほか

R18


片腕マシンガール・チラシ2

片腕マシンガール・チラシ3



TOKYO・SHOCK(東京衝撃)シリーズ第3弾の映画『デスカッパ』のDVD化を記念して、廉価版DVDが発売されたのを機に購入してあった本作品のDVDを、今回、再度、鑑賞し直しました。


片腕マシンガール・アミ




率直な感想と致しましては、
あの劇団<大人計画>の一員でもおられる、あの奇才・井口昇監督が、残虐な表現の規制のリミッターを一切無視するために、海外資本で製作したという曰わく付きの海外逆輸入作品ということで、初めて鑑賞した際には、怖々ながらも鑑賞に臨みましたが、今回、鑑賞し直しましても、やはり、かなりの残虐描写のオンパレードではありましたね。

この作品は、大まかなストーリー的には、
漫画やアニメ作品の、片腕サイコガンの『コブラ』の如く、女子高生の片腕がマシンガンといった出で立ちの主人公の日向アミ(八代みなせさん)が、最愛の弟を死に追いやった非行グループ達とそのリーダーで、忍者の服部半蔵の血を引く子孫のヤクザの組長・木村龍二(島津健太郎さん)の息子・木村翔(西原信裕くん)に復讐を果たすべく起ち上がるという映画でしたが、スプラッター映画が苦手な私でしたが、<血ドバドバッー!!!系>の映画でしたが、西村喜廣特殊造型監督が頑張っておられた割りには、血飛沫が作り物っぽくて、嘘臭いせいか、こんなスプラッター映画が苦手な私でも、案外と平気で観られる感もある映画でしたね。

でも、やはり、これも、個人差がありますので、残虐描写や<血飛沫ドバドバッー!!!系>の映画が苦手な御方は観ない方が良いかも知れないですね。



片腕マシンガール・アミ5

片腕マシンガール・アミ4




それに致しましても、海外資本で製作されたせいか、ヤクザ忍者(?)、手裏剣、天ぷら、寿司、神社などなど、様々な設定やアイテムを無理矢理にも、日本の風俗文化の紹介にも終始している感も否めないのですが、それでもB級テイストのある映画ながらも、ド真面目に作っている辺りが、実に面白い映画でもありましたね。


片腕マシンガール・服部半蔵

片腕マシンガール・服部半蔵1




<スーパー遺族>や、木村組の姉御の木村スミレ(穂花さん)の<鋼鉄のドリル・ブラ>辺りから、微かに、その後に日本で製作された、同じく井口昇監督の『ロボゲイシャ』などへのお笑い的な要素の布石が感じられる作風も観られた作品でした。


●<スーパー遺族>
片腕マシンガール・スーパー遺族

 

●<鋼鉄のドリル・ブラ>
片腕マシンガール・ドリブラ 



でも、こちらの作品の『片腕マシンガール』の方が、未だ未だ真面目に作ってある感はあった映画でしたね。


●パンフレットの外袋の表紙画

片腕マシンガール・パンフ袋



B級テイストながらも、和製タランティーノ作品とも言うべき作風の映画かもしれないですね。


●江口寿史さんのイラスト画

片腕マシンガール・イラスト



私的な評価と致しましては、
この後に製作された、井口昇監督の、あの『ロボゲイシャ』に比べますと、おふざけ度合いも案外と少なくて、ド真面目に作られたスプラッター映画でしたが、案外にも面白く観ることが出来ましたし、97分という映画の尺の長さ加減もちょうど程良い作品でしたので、★★★★(80点)の高評価を付けさせて頂きました。

ただ、冒頭のシーンと、その後のストーリー展開の繋がり具合が微妙な映画ではありましたが・・・(苦笑)。


B級テイストの映画が好きで、B級映画に対しても、寛容な心で観ることが出来る御方々には、お勧め作品です。



●映画『片腕マシンガール』日本公開劇場予告編

 <追記>

●【ロンドン五輪・男子サッカー&女子バレーボールTV観戦雑記】

サッカーの聖地ウェンブリーにて、日本時間8月8日午前1時(現地時間8月7日17時)にキックオフされた、男子サッカーU-23五輪代表の準決勝の対メキシコ代表戦に、大津選手の豪快なミドルシュートで先制するも、結果、1対3で完敗を喫し、決勝戦には行けず、銅メダルを懸けて、日本時間8月11日午前3時45分(現地時間8月10日19時45分)に、ブラジルに0対3で敗れた韓国代表と3位決定戦にて対戦することとなりました。
しかしながら、カーディフに場所を移した試合。対韓国代表との結果としましては、吉田麻也選手のゴールが他の選手のファールにより無効になるといった幻のゴールなどの不運も続き、0対2で惜敗し、結果的には、メダルを逃し、4位となりました。

また、尚、バレーボール女子も、韓国代表相手に、3位決定戦を行いましたが、男子サッカーの、かたきを討つべく、エースの木村沙織選手を中心に、韓国キラーの迫田さおり選手が最多得点を挙げる大活躍を見せてくれた事もあり、結果、3対0のストレート勝ちを収め、ロス五輪以来の銅メダル以来の28年振りの銅メダルを獲得しました。

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