今回はいつもわたしがお伝えしている情報の中の「ポジティブ・ブラックボックス」と「ネガティブ・ブラックボックス」というものについてお話します。


 これらはわたしの造語ですが、理解できると自分や他者の状態がよくわかるようになり、「では幸福の実感のために何をどうしたらいいのか」ということに対する答えである「各種作業」の成果を確認できるため便利なのです。


 さて、人の反応というものについての話なのですが、同じことを聞いても反応とは各人それぞれに異なるものです。


 例えば「老化は病気である」と誰かが発言したとしましょう。
 それを聞いて、ネガティブな信念の少ない人の場合はポジティブな気分になり、
「そうか。病気なのであれば治せるのかも知れない」とポジティブな考えを持ったりします。


 一方で、「老化は病気である」という同じ発言を聞いた時に、ネガティブな信念の多い人の場合は、
「また何か言い出したヤツが現れたよ。どうせ目立ちたいだけでしょう」とか「だまされるものか」といったように不快に感じたり、
「えーっ!病気なんだ!どうしよう・・・どうしたらいいの⁈」と混乱したり、不安になったりといったようにネガティブな反応を示したりします。


 どちらの反応にも良い・悪いとか、正しい・間違っているとか、優劣といったものはありません。


 大切なことですので、何度でもお伝えしたいのですが、ネガティブとは「それではうまくいかないよ」という、ハイアーセルフや内なる(ソース)、全我の自分とズレていますというサインに過ぎません。


 自分がどちらで在りたいのか、どういった感情や感覚を感じて生きていきたいのかは自分で選ぶことができるので、練習が必要ではありますが、自分好みの反応ができるようになりますよということをお伝えしています。


 一般的に、後者の「不快感や混乱、不安」というものを感じやすい人たちは、人それぞれに、何を聞いても不快感を覚えたり、何を聞いても混乱したり不安を感じたりする傾向があります。


 例えば「老化は避けられない致命傷のような宿命であり、誰にもどうにもすることはできない」と聞いても「不快感や混乱、不安」を覚えますし、
「いや、老化は病気だから誰しもある程度治せるのです」と逆の意見を聞いても「自分にはもう遅い」といったように、やはり「不快感や混乱、不安」を感じるのです。


 頭の中で自分が感じる結論、OUTPUTが「不快感や混乱、不安」と決まっているのです。これを「ネガティブ・ブラックボックス」と呼んでいます。


 ブラックボックスと名づけたのは、その結論、OUTPUT、反射反応をするようになるに至った経緯が人それぞれだからです。


 例えば過去の経験といった記憶、各人の性格、受けた教育といったものにより異なるのです。ですので、何を聞いても、つまりどんな情報をINPUTしてもOUTPUTがネガティブである人を「ネガティブ・ブラックボックス」といい、逆に何を聞いても、つまり自分の身に何が起こったとしても、OUTPUTがポジティブである人を「ポジティブ・ブラックボックス」と言います。松下幸之助氏や良寛(りょうかん)さん、小林正観(せいかん)さん、エササニ人といった人達が「ポジティブ・ブラックボックス」のグループに入ります。


 どちらかと言えばポジティブ・ブラックボックスになったほうが、人生はラクに展開していきます。とは言え、この自己変革には自分に対する誠実さと根気が必要なのです。