【嘔吐と下痢】 | ハルちゃんの気になりそうなならなそうな話

【嘔吐と下痢】

こんにちは、ハルちゃんです。




今日は【嘔吐と下痢】についてお話したいと思います。


子どもの症状と言えば発熱もさることながら嘔吐と下痢もよくありますよねガーン


特に春は胃腸炎が流行りやすい季節ですガーベラ汗



胃腸炎には細菌性とウイルス性とありますが、前者は抗生剤が効きますが後者には効かず、主に対症療法が必要となります赤ちゃん泣きダウンダウン



特にノロウイルスやロタウイルスは胃腸炎の代表格です。かかってしまったらちょっと厄介なので出来るだけ被害が少ないようこれを見て対応できるようにしておきましょうね指差し飛び出すハート



ウイルス性の胃腸炎は検査で調べられるのはごく一部です。しかしながら、症状としては発熱、下痢、嘔吐、悪心などとどの胃腸炎も共通しています。



潜伏期間としては1~3日程度ですので、油断していると一家全滅の危険がありますのでお気をつけくださいまし驚きびっくりマーク



ではでは、まず嘔吐してしまった場合です。

この時点では原因ははっきりしていませんが、感染性のものであった場合を考えてそれ以上広がらないようにしなくてはなりません。



●少量の場合は口元を拭き取る程度でOKです。ただし、顔色が優れず気持ち悪そうにしていればまだ嘔吐が続く可能性があるのでビニール袋を被せた洗面器や受け皿を用意しておきましょう。



●食後に大量に嘔吐したときは食べたものが詰まらないように顔を横に背けてください。服が嘔吐物で汚れてしまったときには、あればビニール手袋をし直接手で触らないようにして着替えさせましょう。床に嘔吐物が落ちてしまったときにはまずは新聞紙や古紙でかき集めビニール袋に入れてハイター(次亜鉛素酸)で湿らせた雑巾で拭き取りそれも同じ袋に入れて二重に縛っておきましょう。

ウイルスにはアルコール消毒は効きません。嘔吐物の処理が終わったら必ず手を洗いましょう。

服に付いた嘔吐物はハイターに浸けおきしておいて、単独で洗濯しましょう。



●嘔吐が落ち着いたら脱水予防のために水分摂取をさせます。


ここでポイント!!

脱水にならないようにと水分を一気にたくさん摂らせると刺激でまた嘔吐するので一回量を少なく回数を多くして摂取させるようにします。

また、水やお茶は糖分が入っておらずいくら水分を補ってもエネルギー不足となってしまいます。

そのため、果汁やイオン水(OS-1やポカリなど)、ジュースなどカロリーのある飲み物を摂取させてください。



●3時間くらい嘔吐が落ち着いており、水分を摂っても嘔吐しない、本人も食べる意欲が出てきた時には消化吸収に良い炭水化物から始めましょう。

ただし、いきなり固形物を与えるのはこれまた刺激になってしまうのでお粥やにゅうめんなどサラッと食べることができる物が良いです。

プリンやゼリー、アイスクリームなんかでもOKお願いラブラブ


次に下痢をしてしまったときです。


いつもに比べて便が緩い、水下痢で回数が頻繁である場合は嘔吐同様脱水予防に努める必要があります。



●下痢が頻回に続くときにはオムツをこまめに替えます。便は酸性であるため、そのままにしておくとお尻が荒れて赤くなってしまいます。特にオムツ交換時にお尻拭きで何度も拭いてしまうと、もともと備わっているバリア機能すら剥がれてしまい刺激となって余計に荒れてしまいます。

出来るだけ臀部浴(お尻だけ洗う)をしましょう。


ただし、何度も何度もお湯で洗うのって大変ですよね?不安ガーン


そんなときは霧吹きを準備しておくととっても便利です口笛ひらめき電球


排便のたびに霧吹きで洗い流し、お尻拭きで擦るのではなく押し拭きをして出来るだけ刺激とならないようにしましょう。



●お尻がキレイになったらあればワセリンや亜鉛華軟膏、赤いところにアズノール軟膏など、直接お尻と便が付かないようにしましょう。

この際、ケチって少量しか塗らなかったりするとすぐに便と一緒に剥がれてしまうので、タップリと塗ってあげましょうね。



脱水予防として1日に必要な水分量の目安を載せておきますねジュース


●体重10kg未満では

100mL×体重(kg)

例:8kgの子どもだったら1日に800mL必要。


●体重10kg~20kg未満では

1000mL+(体重-10kg)×50mL

例:12kgの子どもだったら1日に1100mL必要。

1000+(12-10)×50=1100


●体重20kg以上では

1500mL+(体重-20kg)×20mL

例:27kgの子どもだったら1日に1640mL必要。

1500+(27-20)×20=1640


※ただし成人量(2400 mL)を超えないようにすること。



これはあくまで目安なので条件次第では前後します。この必要量に達しないからといって不安になる必要はありません。

水分と平行して消化吸収に良いものが摂取出来ていたら問題ないですから照れアップ


ただ、嘔吐と下痢が止まらない、食べられないまたは飲めない場合は必ず医療機関の受診をしましょう。

脱水が進んでしまうと電解質異常でけいれんや意識障害などを引き起こし重篤な状態になってしまう危険があります。


あと安易に点滴で回復するでしょ?と思っているお母さんいらっしゃいませんか?真顔


確かに点滴で一時的には回復しますが、クリニックの場合は少量の点滴量しか出来ないため帰ってからの水分補給が重要です。


クリニックで点滴し、帰って十分に水分補給が出来ないと結局入院となってお子さまに無駄に針を刺して苦痛を与えることになってしまいます。



出来るだけ根気よく甘い水分を摂取するように努めましょうニコニコ愛



また、受診する際には出た便をオムツごと持ってくると検査出来るので忘れずに持っていきましょうグラサンドンッ



では、また🙌❤️