最終話。
とにもかくにも、放送前からささやかれていた、
台本10ページ、
12分間の長台詞、長回しでの撮影
という場面がこの回の最大の見所だったと思うので。
(そして錦戸亮だからこそ!のシーンだとも思うので)
そこを個人的に振り返りたいと思います。
公式のTwitterより
(中の人はPさんかな?)
台本にして10ページ、12分間の長台詞、長回しで撮影。現場のみんなの気迫。台詞間違えるなんて心配を1ミリも心配させないくらい、本当に司がしゃべっているみたいだった。忘れられない体験。最高の景色。つかポンのラブレター、皆さんにも届きますように…
最終回の10話には司が1人で喋り続けるシーンがあります。
ページにすると10ページ、時間にして12分
ムチャな要求なのに錦戸さんにホンを渡した感想は
「素敵なゴール」
…でした。
ウチの座長は本当にスゴイ人です。
このドラマを作って良かった…最高の10話が出来た
監督のTwitterより
素晴らしいシーンでした、錦戸さんの、
俳優としての底力を見せてもらいました。
その問題のシーンはここからでしょうかね?
(カット割りが多くてわかりにくいが)
小林司が会場に入ってくる場面。
壇上に立つ。
あのぉ。。。こんにちは。。。
初めまして。
から始まって、
私は、MAXエンターテインメントの小林司と申します
今回のこの、男ってつらいよの、企画者です
大変申し訳ないことに、あの講義をお願いしている、野田山先生が乗っていた飛行機がですね、エンジントラブルで、新千歳空港に引き返してしまいました
聴衆ざわざわ。。。
皆様には、わざわざ、足を運んでいただいたのに、あの大変申し訳ありません
つかポン深々とお辞儀。
帰ろうとする聴衆数名。
あのぉ、僕は、
ここにいらっしゃった皆さんの日々が少しでも。。。なんというか、んうまく言えないんですけど、これでいいんだって思えるように、野田山先生にお話していただきたいって思ってました
・・・思っていたんですけど。。。
サーヤを見る。
サーヤうなずく。
つかポンも小さくうなずく。
あのうまく伝えられるか、わかりませんが
僕に少し時間をください
帰りかかっていた男性達が、また席に戻る。
ありがとうございます
みなさん、子育てされている方ばかりだと、思います
あのぉ私事ですが、私にも3月に子供が生まれました
親になって初めて、どれだけ、子供が愛おしいかを、知りました
大抵のお父さんには仕事があるから、ものすごくがんばって、必死になってつくらないと、子供と過ごす時間はないのかもしれないって
そんな事に気がついた時に、僕は、お父さん達のいろんな悩みを知りました
たとえば
2つ、寄せられた、働く男性からの意見を読む。
読み終わって・・・
みなさん、仕事と家庭の板挟みで、辛さだったり苦しさを、感じてるんだなって
そういうお父さん達に伝えたい事が、たくさんあって
野田山先生と何度も打ち合わせしているうちに、
私は、先生がここで、お話しようとされていたことを、いつのまにか覚えてしまいました
あの、先生の言葉ですが
私からお話させてください
***
10年後には、ある程度の子育てはおわっていて
仕事に専念出来る日々を送っていることでしょう
だけどその頃にはもう、僕たちの腕の中には
膝の上には
必死でシャツにしがみつきながらよじ上ってくる小さなあの子は・・・いません
どこまでもまとわりついてきて、やることなすこと、全部邪魔してくる、小さなあの子は、いません
仕事で外回りに出る、暑い夏の日、ふと空を見上げた時、あの頃、笑いながら、一緒に走り回った芝生を
びしょ濡れになって一緒に遊んだ、あの日の青空を思い出して
過ぎてしまった時間の愛おしさを知ることでしょう
汗のにおい
ミルクのにおい
粉々になった、クッキーのかす
小さなぬいぐるみ
泥だらけの靴下
おしっこを失敗してしまったズボン
カレーまみれのシャツ
パパーとあなたを探す声
バタバタと走る足音
おかえり〜と響く声
廊下を横切るちいさな姿
それは、今の僕たちの日常にあるものです
だけど、その日常こそが、特別なんです
一生のうちの、たかが数年間の出来事なんです
その数年間に、過ぎ行く今に
数えきれないほどの愛おしさが
死ぬまで忘れられないほどの思い出が
たくさん、たくさん散りばめられてる
僕たちは、これから一生、どこにいても何があっても
子を想い、心配し、愛し続ける
だけどこの腕の中で、膝の上で、
パパーと見上げてくるあの子をギュっと抱きしめられる時間は、
とても、とても短い
***
あの、私は、思います
仕事は大切です
生きていくために必要です
がんばらなければならない場面もあります
男にとっては自分の存在意義を感じられる、場所かもしれません
だけど、私たちは、親になって知ったはずです
自分の命よりも大切な存在が、この世にあることを
子供は、未来に向かって羽ばたいていきます
子を育てるという事は、未来を育てるという事なんです
豊かな人生とはどんな人生なのか
たった一度しかない人生をちょっと立ち止まって
考えてみてもいいんじゃないかなぁと。。。
そして。
あの、私の妻は心配しています
あの私が、ほんとは、仕事を、がんばりたいのに、無理をしてるんじゃないかなぁって
思い返せば1年前、妻に言いました
僕は仕事ができません
僕はあなたの理想の夫からはほど遠い夫なんですと
そんな情けない僕に、妻は、一緒にがんばろって言ってくれました
僕は、妻がいたから
妻の助けがあって、仕事をがんばれました
大きな仕事も任せてもらえるようになりました
だけど、そうなって初めて、うん
僕は、仕事より大切なモノに気がついてしまったんです
仕事は楽しいです
もちろん頑張りたいと思っています
だけど、どうしても、
僕の人生の中で、仕事が1番に来ないんですよね
どうしても、どうしても、
家族が1番に来てしまうんです
社会人として、誰かのために頑張りたい
役にたちたい、それも本音です
だけどやっぱり、家族が、1番で
仕事を1番に考えられない人間は、もしかしたら社会では、出来ない人と、呼ばれてしまうのかもしれません
だとしたら、僕は、胸を張って、妻に言います
サーヤに向かって
僕は仕事ができません
サーヤ、思わず笑みをもらし、そして泣く
そして顔をあげてつかポンに向かってうなずく
聴衆、拍手
つかポンお辞儀
パチパチパチパチ。。。。
はい。
ここで、振り返りたいですよね。
1話の、
僕は仕事ができません
というセリフを。
1話では、こんな苦しそうな顔で、
つかポンが語っていました。
見事に。
全然、違う表情で同じ言葉を妻に語った小林司。
正直に言うと。
最初の1回目を観た時、つかポンの言葉が響いたか?
と言われたらそうではなかったです。
でも。
2度、3度観ていたら。
(1度で響かないと意味ないと亮ちゃんは言ってたけど)
すごく、心にきました。
本当にそうなんですよね。
子育てなんて、本当にあっという間で。
小さい存在とは、本当に少しの時間しか一緒にいられない。
小林司の言葉がとても、心に響きました。
泣きそうだったよ。。。私は。。。
12分。
錦戸亮ならと。
錦戸亮だからやれるという事で、このシーンが最後の最後に用意されたって事よね。
(脚本はオリジナルなので、亮ちゃんもたくさん参画して作っていったとありましたよね)
長回しのシーンかどうか、わかりにくかったけど(笑)
なら、ワンカメで観たかった!!とも思うけれど(笑)
亮ちゃんの話は、まったく「セリフ」じゃなかった。
小林司の言葉でした。
すごかったな。。。
インターネットTVガイドより
最後に、佐藤東弥監督から花束を受け取った錦戸さんは、
「仕事ができない役というのを『どうやったらええんやろ』と迷いながら演じていたのですが、しっかり支えてくれる奥さんがいて、会社では優しく接してくれる同僚がいて、すてきなお姉さんもいて、また頼もしいスタッフさんにも囲まれて、とても幸せな3カ月でした! 本当にお疲れさまでした。ありがとうございました!!」
と充実感いっぱいの表情でコメント。
錦戸さんの言葉と割れんばかりの拍手で、「ウチの夫は仕事ができない」は幕を閉じました。
ホントに!
お疲れさまでした。
毎週楽しませてもらいました!
(ジャニーズwebの連載と共に)
座長としてやり遂げた事。
演技を絶賛してもらった事。
しっかり爪痕を残した、錦戸さんのこの先の俳優人生が楽しみです。









