先日「にぃにのことを忘れないで」について書いたとき、ふと、当時の雑誌を見直してみました。
この雑誌、テキストがすごい良かった。
本人の15000字ロングインタビューももちろん良かったのですが、亮ちゃんと一緒に仕事をした方々の
「錦戸亮評」がとても良くて。
なので、ところどころ、抜粋いたしま~す。
(ところどころ、のつもりだったけど、ホントに良い事ばっかりで、長くなりました笑)
当時しっかり読んだハズだったけど、忘れるモノね~。
きっと同じような方も多いと思うので、是非どうぞ!
「ちょんまげぷりん」の中村監督
●まず、キャスティングを決めている時
斉藤和義氏から「いいヤツなんだよね~」って話を聞いていたのも大きかった。
●彼の芝居の印象は・・・・なんて言えばいいのかなぁ。相当よかった、としか言えないんですよね。もしも錦戸君が将来を迷っているなら、俳優一本でいいんじゃないの?と思ったくらい。映画を撮り終えて思ったのは、江戸時代の武士の芯の強さみたいなものを演じられる人ってあまりいなかっただろうなと。その中で当たりを引いたんじゃないかと思います。
それは錦戸君が元々持っている頑固さに由来していて、きっと侍でない役を演じても出るでしょうね。
一方で芝居はとても柔軟です。こちらの演出にとても素直に反応してくれる。
相手役とのやり取りの間合いとか、そういう読み込みに間違いがありませんでした。それは普段から読書をしていない人じゃないと出来ないことなんです。
修正するときもこちらの直しの意図をすぐ理解する。
僕は役者になりたい人を集めたワークショップなどで、役者の勉強として1番に挙げるのが読書なんです。
●もう一度仕事をしたいと思わせる俳優って数人しかいないいけど、錦戸くんは確実にそのひとりです。
今思うのは、彼が40才くらいになった時に、若いヤツを怒るようなおっちゃんの役をやってほしい。その頃には相当面白い役者になってると思うんです。
他の人の手の届かない領域に達しているというか。
とまぁ。
中村監督、ベタ褒めしてくれてますね!
きゃー!
お次は「にぃにのことを忘れないで」演出、猪股氏
●錦戸さんは、とても透明感のある人ですね。肩肘を張らないリラックスしたムードがあって「等身大の素直な方だな」と感じたのですが、演技にもそれは共通していて。
”自分を前面に出してお芝居をする”というのではなく、とてもナチュラルで、なのに周りを引き込んでいくようなお芝居をされるんですね。
●彼は集中力が凄いんですよ。
ドラマのクライマックスに、彼はひとりでベッドに寝ていて、周りを取り囲む家族に「(病気になったのは)なんで俺なんだよ」って嘆くシーンがあるんですね。
彼は寝たまんまでほとんど動かず。周囲の家族も座ったきり。
動きがないけれど、かなり長尺なシーンだったんです。
その時の彼の演技は素晴らしくて、他の俳優さん達がどんどん彼に引き込まれていくんですよね。それが手にとるようにわかって。
●そういういい演技をしながら、彼は凄くナチュラルで芝居くさくないんですよね。
きちんとセリフを台本通りにしゃべって、カメラの要求に応えた動きをして・・・
全部お芝居であることがわかっていても、芝居じゃないような感じが凄くする。
いつも淡々としていて、とても重いシーンがあるような日でも、決して近寄りがたい雰囲気を出すわけでもなく、いつも通りの優しい雰囲気で。
本番になると、急に溜めていたマグマを噴き出すかのような凄い芝居をするんです。
●画面で見る彼の姿ってのは、凄く色っぽいんですよ。
そういうのって、練習してつかみ取るものではなく、錦戸亮という人間が生まれながらにして持っている雰囲気で誰にも真似が出来ない。
きっと彼自身のパーソナルが持つ懐の広さが、彼をそう見せるんでしょうね。
●こちらの求めているものをすぐに理解してくれて、しかも、こちらの予想以上のお芝居で返してくれる。監督冥利に尽きる俳優さんです(笑)
彼には今後、考えられるありとあらゆる色んな人間を演じてもらいたいですね。冷酷な知能犯も見たいし、子供達に囲まれて幼稚園の先生をやっている錦戸さんも見たいし、だらしない今風の若者も見てみたい。
どれをやっても、錦戸亮なりの説得力のある感じになると思いますね。
とまぁ、この方もめっちゃ良い事を言ってくれています。
「流星の絆」演出の金子氏
●演技に関してはなんの問題もなかったんですけど、彼、滑舌が悪いんですよ(笑)
「やれば出来る」「出来ない」いつもその繰り返し(笑)
なぜ僕がそんなに「出来る!」って言ったのかというと、錦戸くんはつっこみやすいから。
最初は繊細な人かと思ったんですけど、実はどんなに言っても折れないし閉じこもらない人だと思えたので、こっちも遠慮なく言えたんです。
●僕が今度錦戸くんと仕事するとしたら。礼儀正しい人じゃなく、どうしようもない人の役が面白いんじゃないかな。人生が上手くいってない人をやってほしいですね。どうしてかというと、錦戸君って器が大きいというか、価値観が広い人に思えるから。
色んな痛みもわかってそうだし、高望みしたって知れてるっていう中で、どうしたら今1番幸せで楽しく生きられるか、そういうことを感じる力が凄く強い人なんじゃないかなって思うんです。
「ラストフレンズ」プロデューサー中野氏
●彼は表には出さない悲しさを、表情だけで表現出来る数少ない役者さんのひとりなんですよ。
言葉で書かれていない行間を表現するのがとっても上手いんですよ。佇まいも抜群だから、無言でその場に10分いても大丈夫なぐらい。
けれど僕が何より驚いたのは、彼の涙ですね。
泣くのがもう天才的といえる程、上手いです。
●それから、彼の存在も凄く重要でしたね。アイドルなのにあそこまでやりきってくれるなんて!というギャップ。
僕のほうでもコンセプトを長い時間かけて説明させてもらいました。DVとはこういうことでこういう心情だからと。すると本人は「僕は絶対、女の子には手を出しません。だから、その気持ちは理解出来ないです。だけど、そういう行動に至ってしまう人達がいるってのは理解出来ますし、役なので演じきります」ってきっぱり宣言してくれて、台本の意図もちゃんと汲み取って演じてくれた。
凄く男っぽいんですよ。
竹を割ったようなさっぱりとした性格の人です。
●普段の彼は、物腰も柔らかくて、スタッフ受けもいいですね。
それってある種、重要だったりします。
偉ぶってないから、スタッフもまた彼と一緒に仕事したいって言ってました。
あれだけ人気があるのに、等身大なのも彼の人気の秘訣なんでしょう。
やばい。
抜粋しまくって超長くなっちゃった(笑)
でも、この当時から一緒に仕事をした人たちは、亮ちゃんの良いところ、演技力、よくわかってくださっていたなと。
もしかしたら。
最近、エイトのファンになった方って、過去をさかのぼるのが大変で、メンバーの演技仕事までは手が回らない、って方も多いのかもしれませんね。
でも!
是非みてほしい。
エイトのメンバーは芸達者ですしね。
ドラマを追うのは大変だろうから、まずは映画からでも。
「ちょんまげぷりん」とか
「抱きしめたい」とか
「ばしゃ馬さんとビックマウス」とか
「円卓」とかね~
(私が個人的に好きな映画をあげました。はい)
個人的には、錦戸亮の表情の演技、泣きの演技の凄さを、是非知ってもらいたいです。
顔だけで演技が出来る男です。
あとは、ヤスのばしゃ馬さんの演技はマジ凄いっす。