古典の日 | 寝袋ぶらぶら西日本

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今日11月1日は古典の日だとか。


先の記事のとおり宮本常一の講談社学術文庫は読了まで時間がかかったが、
これも、かなり時間をかけて、今、読み進めている。


小学館の新編日本古典文学全集の『今昔物語集』④だ。
なぜ④か、というと、結構、これは値の張る学術書で、
上手く古書店で見つけられた安い巻が、たまたま④だった訳。


600ページ近くあるので、なかなか通勤電車だけでは、
スピードが上がらない。
それと、これも先日の記事に書いたが、それなりの重量があるので、
毎日、担いで歩くには、ちょっとした体力トレーニングだ。


が、淡々と語られているものの、内容は飽きることがない。
刑法上の犯罪事件のオンパレード。窃盗・殺人・詐欺・横領などなど。
一応、昔も治安組織は、あったようだが、
最後は自己責任を呼びかける語りで、話は締めくくられる。


宮本常一の民俗学の本でも、随所に今昔物語集の言及があり、
日本の民間伝承の貴重な史料でもあり、
見方によれば、庶民の生きるエネルギーに溢れた記録である。


さて、夜になり、秋の夜空を眺めていると、
ちょうど東の空に昴(すばる)。別名プレアデス散開星団だ。


凝視すると眼球の盲点に入るため、いったん視野から消えるが、
ちょっと逸らすと、ボヤっとした面積のある明るさが
街中の夜空からも窺える。


確か、すばるが出てくるのは枕草子だっただろうか。
古典で始まり古典で終った、ぼくも古典の日だった。


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