練習のお囃子の音が聴こえると思っていたら、
もう祭のピークを迎えようとしている。
日数の経つのは早いものだ。
ウチの近所の山は保昌山、
圧倒的に数少ない烏丸通から東の山鉾だが、
縁結びを特徴とする山なので、
やはり男女のペアが多いような気がする。
聞くところによると、かつては烏丸通の東側にも山があり
その目印の埋め込み石は今も道路の随所に残っている。
現在の烏丸通の西にシフトしたのは、
道路幅や電力架線などの問題があったのだろう。
思うに、当時は、まだ「観光資源」ではなかったのだ。
地元に根ざした季節行事、いわば土着の祭だ。
そもそもは、夏の無事を祈る地鎮の祭である。
観光資源であれば、既得権にシビアな京都人、
簡単に元からシフトさせはしないだろう。
ということは、ある時期から祇園祭を観光資源として、
位置づける動きがあったのだ。
現在では、善意ある清掃チームが、
露店の飲食物の空容器などを綺麗にしてくれているが、
そもそも、この祭が京都の「文化資源」や「伝統遺産」であるのであれば、
ゴミの処理に苦労する「観光資源」にはならないのだ。
お金は世を回り、誰かが喜ぶという図式。
さてさて、そんなオトナなコメントは、それぐらいにして、
今年の祇園祭の印象、それは悪天候。
この土・日曜に出向かれた人達は突然の、
にわか雨で大変だったのではないだろうか。
ぼくは日曜の午後からソフトボールの練習なので、
午前中、アプリの雨雲レーダーと睨めっこだったのだが、
西から移動してくるのではなく、突然、雨雲が随所に湧き出すような
発生の仕方をしていた。
で、根拠のない自慢の一つだが、ぼくは強烈な晴れ男で、
雨に困らされた記憶はあまりない。
実は、この日の午後の練習中も、
遠く雷の鳴る、暗く囲まれた雨雲の中、グラウンドの、ぼくらの頭上だけ、
ポカッと白い空。不思議な感覚だった。
そして、練習のちょうど良い切れ目で、土砂降りに。
なんとか持参していたレインウェアに着替え、
岐路は雨雲をかわすように安全に帰宅することができたのだ。
そんな大変な中、連日、祇園祭参加に勤しむ親「子」。
浴衣が着ているワンコが珍しいのか、
結構、写メモデルのリクエストが多いのだ。
ちなみに親の方、個人情報があるので、
アプリでサングラスを被せた。
が、意外と似合っている。


