大晦日 | 寝袋ぶらぶら西日本

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ぼくの大晦日は、何といっても

・年越しそば

・あの、歌合戦

・「ゆく年くる年」

だ。


歌合戦は、歌詞スーパーが、ことごとく変だったが、

まあ、それは調べれば、いろいろ酷評が出てくることだろう。

(ワケは気にしない。)


さて、ウチの年越しそばは、こんなのだ。


寝袋かついで西日本ぶらぶら


冷蔵庫掃除で、余り物のネギ、

これまた、誰かにもらったままだった、どこかのお土産の乾麺

天ぷらのみ、豪勢にデパ地下のかき揚げだ。


去年は、よく、かき揚げを食べた年だった。

とりわけ、職場の、かき揚げ丼。


コストをかけていないので、エビなど入らず、

その代わり、枝豆など入っていたが、

それはそれで、そこそこ美味だった。


さて、本題に戻る。


大晦日に日本各地のテレビニュースなどを見ていると、

必ず決まって出てくるのが、年越しそばを食べるシーン


今回、そのシーンを見ながら、気付いたのは、

関西の人の、そばの食べ方が、あまり綺麗でないことだ。


上のようなテレビ番組の映り方から判るように、

ここは関西で、ぼくは関西人


関東エリアで、ローカルとしての関西地方の、そばを食べるシーンは

まず放映されないだろう。


地方では、

全国ニュースで、神田あたりの、そば屋が映り、

そのあとのローカルニュースで、地元の、そば屋のシーンが放映される。


では、関東(東京)と、どう違うか。


まず、ツユに麺を、ベッタリと付ける。

「漬け込んでしまう」と言ってしまってもいい。

そして、擬音語になるが、”ぢゅるぢゅる”と食べる。一口が遅いのだ。


ぼくは関西人で、

粉もんを中心としたB級食グルメの関西文化に誇りを持っているが、

そばの食べ方だけは、

上のような、関西ローカルニュースの食べ方はしない。


ツユには、箸で掬った麺の、ほんの下だけ付けて、

あとは、一気に啜り込む。


そばは、風味と喉ごしだ。(と、息巻いて胸を張る)


偉そうなことを言ったが、多くの関西人が、

関西ローカルニュースのような食べ方なのは仕方がない。


関西、とりわけ大阪は、そば文化の国ではない。


関西では、うどんが一般的だ。


そして、そばが旨く食べられるのは、

都市(江戸)の上水システムが、上方(かみがた)と比べて優秀だったから、

という話を聞いたこともある。


上方の水質が良くないので、

いったん蒸して製麺した、うどんを、再度、湯がいて食べなければならなかった、とも。


ぼくの、いい加減な記憶なので、出展は不明だ。


ともあれ、そんなことを想いながら、2009年は暮れていった。