CMでも有名な、このセリフは、この人のものだ。
岡本太郎。
ぼくらの世代には、太陽の塔の作者だ。
もちろん、世界的なアーチスト。
岡本一平を父に持つことぐらいしか知らなかったが、
生い立ちを、この本で初めて知った。
軍隊経験もあるようで、
一番、この本で印象深かったのは、
上官から訳もなく殴られるくだりの話、
”自分を大事にしたり、何か逃げ場を探して弱気になったら、負けてしまう。
岡本太郎の誇りがそれを許さない。
だから絶望的に自分に挑み、自分と闘う。
それによって乗り越えるのだ。”(小学館文庫、91ページ)
あえて、進んで殴られるため、上官の前に出る
岡本太郎の決意だ。
この一文が、彼の情熱的な生き方の一面を、
より如実に物語っている気がした。
