ぼくは、釣りはしない。
まして、渓流釣りなどしたことがない。
「リバーランズスルーイット」の映画を見たことがあるぐらいだ。
が、この本は、門外漢の人間が読んでも面白い。
とは言うものの、夜キャンプ好き、という嗜好がないと、
興味のスウィートスポットには当たらない。
幼少の頃は、ぼくも、暗闇は恐怖の対象だったが、
今では、野宿だけでなく、
ナイトハイクと称して近所の山に、
ヘッドライトとマグライトを持って登ったりしている。
なので、夜の暗闇は平気なほうだ。
多分、野生の獣だろうが(超科学的なものは簡単に信じない)、
ぼくの数メートル横を歩く「気配」にも平気だ。
「何」が見えるか分からない闇の木々をマグライトで照らして
長い夜の暇つぶしもする。
そんな人に、この本の不思議な世界をお奨めする。
もちろん読むに適した時間は、夜だ。
