ぼくの年賀状は、ずっと前からプリントゴッコ製だ。
しかし、プロセスは気の遠くなるほど長い。
まず、切り絵や木版画で原画を作成する。
そして、それをプリントゴッコ用の版にする。
が、プリントゴッコのマスター作成の原理は、
原画の黒い部分に、フラッシュ(ストロボ)による
強烈な光を当て、黒い部分とマスターとを熱で反応させる
孔版画の仕組みを応用している。
そのため、黒い部分が広いと、
逆に光(=熱)を吸収し、マスターが反応せず、
孔版ができないこともある。
また、製版には、原画の炭素含有率が高いことが要求されている。
初心者が、陥りがちなミスだが、
プリントゴッコ本体の販売が終了した今、
この悩みを抱える人は、もう少ないだろう。
それと、インクジェットプリンタの普及とともに
世間に、炭素系トナーを使用するコピー機が少なくなったことも
プリントゴッコ衰退の背景にあると思える。
普及してきたカラーコピー機のトナーは、
樹脂系のような気がする。
さて、本題。
まずは、木版画の原画をレイアウトしたのが、
下の図だ。
そして、マスター用に転写する。
ぼくは、スキャナとインクジェットプリンタを使って、
マスター用の版を作成した。
用語が、ややこしいが
”マスター”:プリントゴッコの版
”版”:マスター用の原画
の意味で使っている。
あとは、これを修正ペン(市販の白の修正液)で、
無駄なラインを消して、版の完成だ。

