『無人島に生きる十六人』というノンフィクションを読んでから
漂流記ものが好きになった。
『無人島…』は、内容から、いろいろ、学ばせてもらう点が多い本だ。
・チームについて
・その中で、個人の役割について
・逆境での希望について
文庫本(新潮文庫)で安く、
字も大きく、その分、文章量としては少なく、
挿絵も入っているので、読み進めやすい。
夏休みを前に、
小学校高学年から高校生あたりまでの
読書感想文におすすめする。
そして、先週末、別の漂流記関係で
『たった一人の生還』というノンフィクションを読み終えた。
これも新潮文庫だ。
『無人島…』が、大万歳のハッピーエンドで終わるが、
『…生還』は、そうはいかない。犠牲者が出る。
ぼくは、本を読んでも、あまり情景が頭に浮かぶほうでなく
(なので歴史小説は、大の苦手だ)、
この本は、ヨットを中心とした海洋用語が頻出する記述ながら、
リアリティをもって書かれている世界が想像できる。
『…生還』の内容は、詳しく、ここでは語らない。
読みやすく、どんどん引き込まれる本なので
実際に手に取ってご覧になられることをおすすめする。
『…生還』から学ばせてもらったのは、
1.海(や山)に出る時の、最低限の準備の必要性
筆者一行の事故は、
緊急避難信号発信装置の動作未確認と、現場での紛失によるところが大きい。
また出航直前まで、準備でバタバタしている。
2.危険を回避する勇気の必要性
一行は、プロのヨット乗りではない。本職は別に仕事を持ったメンバー達である。
この航海が、あえて命をかけて挑むテーマであったのか。
ということ。
が、この2冊に共通して、言えることは、
チームがあったからこそ、1名(ないし全員)の帰還があったこと。
パニックに陥らず、みんな冷静に行動できた素晴らしさがある。
ともあれ、野外での活動も多いぼくだが、自分の反省に通じる点もあった。
これから、ピークを迎える夏のアクティビティに備え、
ぼくも、心にとどめておかなくてはならない。
