どこまで共有できるか?ファンタジーは人生経験も必要ね! | 「本の森の入口で」

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本の森 イメージはドイツの童話にでてくる森 深くて暗い森に足を踏み込む勇気はないけど、
付近から離れることはできない 物心ついたころから本好きの読書日記 とりとめなく書いてみます

時計坂の家 時計坂の家
高楼 方子 千葉 史子

リブリオ出版 1992-10
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おすすめ平均

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昨日アップした「f植物園の巣穴」の読後、余韻を楽しむより、またすぐ読みたいと思って、手にした「時計坂の家」。


高桜方子という作家は知らなかったけれど、児童書の検索をしていて見つけました。

なにやらとても良さそうな評がでていたので…


予想にたがわず面白かったです。一気に読みたくなる謎解きファンタジー。児童書(対象は高学年~中学生かな?)のくくりには収まらないディープさもあります。


12歳の少女のひと夏の冒険物語ですから、やっぱりそのくらいの年齢の子を読者として想定しているのでしょうか?

しかし、ジプシー男の偏執愛が作り上げた別世界とか、自分自身を物語の主人公に値する人間と思えず、従姉を偶像化して見てしまうとか…他にも登場人物に深みがあって、読みこむのはなかなか難しい。

それなりに長く生きた大人のほうが、味わい尽くせるのかもしれません。


それにしたって、町の風景、不思議な作りの扉、からくり時計等々、ついでに淡い恋の予感まであって素敵なお話です。

やっぱり本好き高学年の女子なら引き込まれるだろうなぁ。

そして、時をおいて何度も読み返したらその都度、深く読める。

…考えてみたら、それが本物ですよね。


しかし、娘は小4、もうすぐ10歳。すぐにも読んでみたそうではあるが、君には早い…いやそう思うのは親だけか(笑)


というわけど、今回図書館で借りましたが、新たに購入して我が家の本棚に仲間入りさせます。時をおきながら、親子で何度も読みたいと思います。


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