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くちぶえ番長 (新潮文庫)
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娘小学4年生。特技は口笛。というわけで、この本のタイトルを見てピンときました。
軽~く目の詰まりを流そうか…つまり「いい話を読んでさわやかな涙を流したい」というときに、私は重松清の作品を手にとります。
決して軽んじているわけではなく、登場人物が等身大にリアルで、誠実な語りが好きだからこそ。作者の作為が感じられず、後味が良いのがポイント。
先日読んだ児童書(「時計坂の家」)がちょっと複雑で、小4の娘には「?」かなと思ったこともあり、もう少し軽いモノを選ぼうという気持ちもありました。
この本は雑誌「小学4年生」に掲載されたものだということでぴったり。
内容は、予想にたがわずいい話。
舞台の四年一組はいじめもあるけど、ホントはちょっと気弱ないい子たちの集団。すかした女子もいるけど、そう悪質ではない…っていうところが、そんなもんだろうなって思いたい大人にも受ける設定だと思う。
主人公ツヨシとマコト。「弱きを助け、強きをくじく」番長マコトは人生の苦みをちっとは舐めてる、男前(って女の子だけど!)。
こんなにかっこいい子はいないよと思いながら、わが子がこんなだったらいいなぁと思ってしまう単純な大人の読者です。私は。しかし、うちの娘は、そもそもスポーツ音痴で番長の資格はないわね(笑)
とにかく、大人も子どもも万人受けするタイプ。本好きではないけど、好きになって欲しいと思っているなら、特にお薦めの一冊と言えるんじゃないかな。
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