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つづきの図書館
山本 容子 講談社 2010-01-15 売り上げランキング : 34796 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
柏葉幸子氏の本が好きな娘のために借りた本。しかし、開けてみたら、児童書ではなく、大人の女性にこそ、ぐっとくるお話でした!
「霧の向こうの不思議なまち」「地下室からの冒険」など、作者は日本にも、ファンタジー小説はあるぞ!と静かにだけど、力強く訴えてくれているような書き手です。
今回の主人公は、40歳の「負け組」おばさん。離婚歴あり、貧乏…なんとかやり過ごそうと、目立たないように生きているタイプの女性です。
このおばさんが、「本」の登場人物たちの騒動に巻き込まれ、変わっていくというもの。
田舎町。でも、普通に宅地開発がすすめられ、高層マンションなんかもいくつかはありそう。よくある地方の町ですね。そこの、忘れられてしまったような古い図書館。こんな地味な設定、地味な主人公というのに、なんとまあ、奇想天外なお話!
おばさんだって冒険したい。美しい若者や、可憐な少女じゃなくったって。おばさんにこそファンタジーは必要よっ!
そして、そして、最後の大切な人との再会。とても、さらりと書いているけれど、だからこそのせつなさ。私も40代、一児の母、号泣でした!
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