「勇気ってなんだろう」お父さんお母さんも読もうね。 | 「本の森の入口で」

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本の森 イメージはドイツの童話にでてくる森 深くて暗い森に足を踏み込む勇気はないけど、
付近から離れることはできない 物心ついたころから本好きの読書日記 とりとめなく書いてみます

新聞で本田由紀さん(たぶん・・)が、奨めていたので読んでみました。岩波ジュニア新書。もちろん、若者向き。中高生に読んでもらいたいと思って、書いた本だと思います。40越えおばさんの私にも、心にひびきました。インタビュー形式で、優しいいことばながら、きっちりとまとめていると思います。

こんな状態のとき、どうすればいいのか・・・取材された人が、陥った状況のなかで、どのように「勇気をもって」行動したのか。現実には難しいことは、百も承知の世慣れた主婦の私でも、読んでいてちょっと涙がでてしまう。中高生だけでなく、広く読んでもらいたい本です。


取材対象は、(警察の裏金問題を内部告発した)仙波敏郎さんや高遠菜穂子さん他。


「勇気とは、自分の良心をいつわらないで行動すること」ということばが、何度かでてきます。その価値判断ができるのは、やはり社会の力が大きいと思います。

ひとつの価値観がまかり通った社会、ましてや言論統制がされたような社会では、なかなか人と違う発想もできない。そういう意味では、日本はまだまだ平和。「閉塞感」を言い訳にしてはいけない思います。

対して、最終章にまとめられたイスラエルの現状。著者はイスラエルにまで出向き、そこでパレスチナとの和平に向けて行動を起し始めた人に話を聞きます。短いけれど、客観的に(?わかりやすくまとめたパレスチナ問題の歴史・背景もあります。

彼らの話に、人間への信頼を感じます。しかし、同時に大国の論理の押し付けへのどうしようもない憤りも。



勇気ってなんだろう (岩波ジュニア新書)
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あとがきも本編に劣らず良いです。


全体に、著者の外見そのものの誠実さを感じさせる作り。威張ったかんじのない文章が好き。でも、文頭に「なので、」をもってくる文がたくさん目につき・・これはどうにかならんのかい?!

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