ブルーノ・ムナリはイタリアの美術家。子どものための美術教育(といっていいのか?)でも有名で、時どき展示会・ワークショップなどが開催されています。
名前が似ているといえば似ている、ミッフィーちゃんの「ディック・ブルーナー」に間違えられることもありますが(私の周りだけ?)、全然違います。ミッフィーの方は、石井桃子が日本に紹介しただけあって、悪口は言いにくいのですが、あんな単純なお子様向けとは違います。ムナーリは!
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シンプルだけど、深い。私は子どもころから図画図工の類が嫌いで苦手なほうですが、そういう範疇じゃないんです。ムナーリの本は。
モノを見る。角度を変えて見る。距離を変えて見る。時間を変えて見る。それを写してみる、つまり描いてみる。違うものに置き換えてみる。それについて調べて見る。・・・すごく淡々と、短い言葉で提案しながら、モノの本質について考えさせてくれる作りになっています。
ちなみに、「木をかこう」の方は、小学二年生の国語の本に載っています。文章の書き方のお手本的な扱いで・・・
若き日の須賀敦子の翻訳です。(もう若くもなかったか?無名時代のというべきか?)
とにかく、私にとっては本を超えた存在。
人によっては、読むか読まないかで人生が変わる本。特に子ども時代に、会いたかった本。といっても、私が美術関係に目覚めるということはありえないけど(笑)
ムナーリの本といえば、「きりのなかのサーカス」も素敵です。しかけ絵本の類ですが、流行のサプタなんかよりずっといい。奥行きがあります。
ただし絶版。私は図書館の絵本コーナーで見ました。昨年復刻したという噂もあるのですが・・・
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