超えたのは何?「新平等社会  希望格差を超えて」 | 「本の森の入口で」

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本の森 イメージはドイツの童話にでてくる森 深くて暗い森に足を踏み込む勇気はないけど、
付近から離れることはできない 物心ついたころから本好きの読書日記 とりとめなく書いてみます

まず、とてもわかりやすく、読みやすい本です。取り上げている社会の現状と分析のほとんどが、フムフムと実感に近く、納得しながら読み進められます。


現状分析はどれも悲観的ですが、出版から4年たち、現在はもっと悲観的になっています!山田先生!リーマン破綻以降、先生の指摘はほとんどそのとおりに露呈し始めてしまいました!


新平等社会―「希望格差」を超えて
新平等社会―「希望格差」を超えて
文藝春秋 2006-09
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おすすめ平均 star
star現状は分かった。で、僕らは何をすれば良いのだろう?
star問題定義には良い希望格差
starなぜ、に答えてくれる本

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「ニューエコノミーとなり、昔の枠組みでは、社会はまわらなくなった、」という言い回しは、今となっては(しつこいようですが、出版から4年もたって)、聞き飽きたほどですが、「そのとおり」と納得する度合いは、高くなっていることでしょう。


それじゃ、どうするのかというのは、結局オランダや北欧型の個人を単位とした、高福祉国家にもっていくしかない、という点も、多くの読者の共感を得られることでしょう。


若者も叫びだしたし(相変わらず高齢者も声は大きいけど)、若年層の自己責任ではない、という論調もみえだし、そこに期待しています。未来に向けた、新しいレジームを作らないことには、破綻は目に見えていますものね!


しかし、今回この紹介を書こうと思って、前作「希望格差」も読んでみようかと、アマゾンを検索したら・・・こちらは評判悪いみたいですね。弱者に対して冷酷な視線、とか無責任学者呼ばわりされたレビューに、びっくりしました!


その反省もあるんですか?いえいえ、著者自身があとがきに書いているように、前作出版後に、海外(イギリス)の良い本を手に取ったところから、始まっているようです。そこをソースに、日本の現状に当てはめながら、さらに提言をしているのがこの本です。


成功は(概ねアマゾンのレビューも☆多し)、良い本との出会いにあったのですね(笑)

私は、元本はともかく、日本語でこの本を読めて、良かったです。出版から4年もたっていますが(しつこい)、お奨め本です。


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