「個性」なんかいらない! タイトルだけでわかりました。 | 「本の森の入口で」

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「個性」なんかいらない!―子どもたちを自立させる処方箋 (講談社プラスアルファ新書)「個性」なんかいらない!―子どもたちを自立させる処方箋 (講談社プラスアルファ新書)

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個性」なんかいらない!―子どもたちを自立させる処方箋 (講談社プラスアルファ新書)

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Amazonで詳しく見る by G-Tools 子育てに悩み(?)、時どきこんな本に手を伸ばします。「個性なんかいらない」小林道雄(講談社+α新書)。新書で手軽だし・・しかし、中身も手軽でした(笑)。タイトルだけは挑発的で、個性を持てといわれることにプレッシャーを感じてきた向きには、期待を抱かせるタイトルです。


青短の保育学部?らしき学生に向けての講演をして、学生たちの感想文に対する回答のようなかたちの本です。内容的には、これからなる保育士さんや若い母親たちに、子どもはしっかりしつけなさい!と優しく渇をいれているもの。


「個性」とは、何か独創的なもの、奇抜なものと考えず、全ての人に個性はある。おとなしい、控えめなというのだって、立派な個性です。個性を、他の人との「差異」であり、その違いを目だたたせることが個性的だのと勘違いがまかり通っている、といわれると、そうかなぁと思う。実際、著者の元に寄せられた感想文には、そんな「個性的」ということばの呪縛から逃れられて、ほっとしたというものが多かったようだし。それなら一定の意味のある啓発書となるのでしょうね。


たしかに、「個性を大切にのびのびと育てています」っていう家の子は、鼻持ちならないわがままな子どもってことありそうだし(笑)


しかし、実際の親たち、多くは子どものわがままを放任しているでしょうか?むしろ叱ってばかりの気がしますが。「あれするな、これするな」って。一方で、著者も言っているように、「幼児期は未分化ゆえに喧嘩がおこって当然。大人が口をだして、子どもの解決能力の芽を摘むな」ってとこには共感します。しかし、問題はそうせざるを得ない、大人側の事情があるということはどうするんですか?小林先生?


補遣として、脳科学やらの科学的根拠みたいな文章もついているけど、特に目新しいことはなし。「早寝・早起き・朝ごはん」と唱える安倍政権の頃の文部科学省の標語みたいなもの。


おじさんたちは、勝手に言ってください。できない状況が子育て現役世代にはあるということを、後ろにおいて口当たりの良い指南書としか思えません(涙)。


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