久しぶりの宮台本で混乱?! | 「本の森の入口で」

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日本の難点 (幻冬舎新書)日本の難点 (幻冬舎新書)

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「好きです。宮台真司」って思っていた10年前。いやもっと前だ。ブルセラで名を売っていた頃~サカキバラ事件とか郊外の憂鬱を扱っていた頃。感覚的にすらすらわかった気にさせてくれる唯一の学者というか知識人だった。日常をまったり生きろといっていた頃、それしか処世術がないようにさえ感じていた。


で、久々の宮台真司です。「日本の難点」。幻冬舎というだけで、買いたくなかったけど、そんな偏見はいけないわと思い、今を著者がどう見ているのか知りたくて購入。


ご無沙汰している間に、とても大人なロビイストとして、社会に現実的にコミットしていたんだなと知りました。大真面目に社会を憂いている真面目な社会学者なのかもしれません。みかけは斜に構えた少年みたいですけど(笑)


しかし、本全体としてはなんだかわからない、です。最も現代の日本の知性を代表する方のひとりですから、私なんぞの頭じゃ理解できないのかもしれませんが。


相変わらず、頭切れまくって、びゅんびゅん論を進めていくけど、キーワードの「抱摂」というのがわからない。弱者を含め、広く受け入れてくれる社会というのでしょうか?「包摂的な社会」の建設には両手を挙げて賛成です。しかし、具体的にどんな社会よ?システムとしてどう作るかを示して欲しいところです。まさか、昔はよかった、とか言っているんではないですよね?昭和の時代は、近所のおじちゃんが子どもたちを云々とか?まさかね?


ひどく現実的に、政治的バランスからしか社会、世界は動かないといいながら、結局は利他的な「すごい人」に期待するって何?


カリスマが降りてきて、世論をまとめてぱっぱと社会の難点を整理してくれる?そんな夢みたいなことは私は期待できないな、というのがつたない感想です。でも、私の生きてきた世界には、居そうも無いけど、宮台氏みたいなエリートがみてきた社会にはそんな兆しがみえるっていうなら、それにすがってみたいところです。


まとまらないまま現時点の感想を書いときます。


ひとつめっけもんは、宮台真司が「スラップハッピー」が好きだと知れたこと。同好の士だなんて・・感激っす!


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