最近めっきり寒くなって来て、空気も乾燥してきました。
キーボードを叩くと指先のひび割れが痛いです。
……あ、血が出てる。
■バイオ燃料、低コスト量産(日本経済新聞 2007年11月18日 1面)
新日本石油やトヨタ自動車、三菱重工業など国内大手十六社は大学や政府機関と共同でバイオエタノールの低コスト量産技術を開発する。植物廃材を原料に、二〇一五年に一リットル当たりの生産コストを四十円と、国際競争力のある水準まで下げることを目指す。原油価格が高止まりするなか、トウモロコシなどを使うバイオ燃料の需要増加が食糧価格上昇の一因になっている。資源の有効活用と温暖化ガス削減につながるガソリン代替燃料として実用化を促進する。
(記事一部抜粋)
バイオエタノールに関するニュースです。
最近原油高ということもあり、代替エネルギーとしてコスト面での実用化が期待されています。
簡単に言えば、植物から燃料を作って車や、機械などを動かそうということなのですが、これがなかなか難しい。
記事にもありますが、現在の精製コストはリットル当たり150円弱とかなり割高です。
このコスト削減の研究を進めようというのが当面の目標になります。
さて、このバイオ燃料低コスト量産ですが、技術面以外にも問題があります。
まず原料となるトウモロコシ、サトウキビなどの農作物の栽培、供給に関してです。
現在、これらの作物の主要産地はアメリカ、メキシコなどの穀倉地帯に多く、日本もこれらの作物を輸入に頼っています。
需要が高まれば、これらの作物の値段も上がりますし、原料を輸入するという状況では、結局エネルギー資源の外部依存という構造は変わりません。
量産化の研究に関しては、材料調達も含め研究を進めるようです。
次に波及効果。
現在バイオエタノール精製のために、食料用から燃料用へ作物の出荷を切り替える大規模農場が多いようです。
これにより、燃料用だけでなく、食料・飼料用のトウモロコシも値上がり傾向にあるそうです。
日本の場合、穀物、砂糖、食肉の輸入依存率も高いので、生活レベルでの家計圧迫になるかもしれません。
また、バイオエタノールは農作物を原料とするエネルギーであるだけで、クリーンエネルギーではありません。
最近、ニュースなどでよく聞く、CO2排出量、それに伴う環境変化などの要因に関する問題も残されたままです。
いずれにせよ、既存技術だけでは未来的にエネルギー問題は発生するので、対策、改善策も含め、研究を進めていってほしいところです。
■エネルギー効率新指標に 温暖化防ぐ効果 有効性に議論も(日本経済新聞 2007年11月18日 31面)
地球温暖化防止を話し合う国連気候変動枠組み条約締結国会議が来月、インドネシアのバリで開催される。温暖化ガスをどうやって減らすのか、ポスト京都議定書をどうするのかを巡り世界各国がぶつかる。科学技術の側面から同会議を三回にわたり読み説く。一回目は、温暖化対策の新たな指標として急浮上し、議論の焦点となりそうなエネルギー効率について。
(記事一部抜粋)
上で書いた、バイオ燃料にも無関係とはいえない記事です。
この記事によるとエネルギーの使用効率が上がれば、省エネとなり結果としてCO2が排出量削減にも繋がる可能性が高いということが書かれています。
この記事で一番驚いたのはここ10年ほどの電化製品などのエネルギー効率の上昇についてです。
最もエネルギー消費量削減、効率化が悪い自動車ですら20%超、コンピューターに関してはなんと99%ものエネルギー効率が上がっているそうです。
手放しで安心することはできないのですが、技術革新というのは確実に訪れているのということに素直に驚いてしまいました。
クリーンエネルギーと言われている太陽光、風力などの発電方法も、効率やトータルの製造も含めた使用電力コストで、マイナスに近いという現状では、消費を抑え、無駄を無くすというのが確実な方法なのかもしれません。
これから冬本番でエアコンなどを使う機会も増えますが、なるべく電力の無駄遣いはしないようにしていきたいものです。
電気を大切にね(電○ちゃん風に)
うう、それにしても割れた指先が酷く痛む。ハンドクリームをもっと塗ろう……