ついつい更新ができず、メモと走り書きのポストイットが増える日々です。
今回は複数の関連生記事が多かった。
そんな第三回。
■G7声明 協調確認即効薬は無し 金融政策綱渡り(日本経済新聞 2007年10月21日 3面 経済・金融)
【ワシントン=西村博之】十九日閉幕した七カ国(G7)財務省・中央銀行総裁会議は、世界の金融市場の混乱に対し、各国が協調する姿勢は確認したものの、即効性のある対策を見いだせないのが現状だ。市場混乱が実体経済に及ぼす影響を注視しながら、問題分析や処方せんづくりには時間をかける方針だ。格付けや金融監督の精度の向上など課題を列挙しただけで具体策は先送りした。
(記事一部抜粋)
経済関連、G7閉幕のニュースです。
この記事の中では、やはり米国経済の失速とそれに引きずられる形で連鎖的な国際市場の低迷が懸念されてるということが書かれています。
米国経済失速の原因は、原油価格の高騰などもありますが、やはりサブプライムローン(個人向け住宅融資)問題がやはり大きいようです。
4面にも詳しく書かれているサブプライム問題ですが、構造的には日本のバブル経済、そして崩壊における不動産融資と非常に似ている点があります。
米国経済は、イラク戦争における需要拡大などで成長を加速・維持していた側面があります。そして成長要因が阻害されることで、今回の問題が大きく表面化しています。
少し調べてみたところ、サブプライム問題自体は90年代中から潜在的には問題を含んでいたようです。
さて、このサブプライム問題と今後の経済の影響について。
やはり米国資本の投資・取引が鈍ることによる、各国経済への連鎖波及は気になるところでしょう。
それともう一つは、来年に控えた米国大統領選。
現在のブッシュ大統領は二期目なので、次回選挙で誰が新大統領になるかは、このサブプライム問題を含めた経済政策のアピールは大きいと思われます。
米国の経済政策は、世界経済に大きな影響を及ぼすので、動向を注目していきたいところです。
すっかりG7が米国経済の話題に乗っ取られてしまった気が……。
■NTT光回線3000万件目標 大幅下方修正へ(日本経済新聞 2007年10月21日 1面)
NTTは全国の光ファイバー通信回線の普及目標を下方修正する方向で検討に入った。二〇一〇年に三千万件としている現在の目標を、最大で二千万件程度まで引き下げる可能性がある。NTTは世界の通信大手に先駆けて電話線から光回線への移行を進めているが、普及の伸びが鈍化しており需要に即した計画修正が必要と判断した。
(記事一部抜粋)
ネット関連ニュースです。
NTTが光ファイバーの普及件数目標を大幅に引き下げるそうです。
5面にも関連記事がありますが、やはり重要と供給のバランスの不均衡が大きいようです。
今回はそれに関することを。
現在、メタルケーブルを利用したADSLは大きく普及しています。
光ファイバーはそれを速度・安定性ので上回るのですが、普及率は遙かに下回ります。
それは何故か?
第一に、やはり料金です。
個人向けADSLサービスは、様々な会社が提供していますが、大体の場合、ベストエフォート40~50Mbpsあたりが一番早いサービスです。月額料金は5,000円前後。
対して、光ファイバーは大体ベストエフォート100Mbps程で、7,000円より上程度が多い様に見受けられます。
Mbps/yenで考えれば、割安……にも思えますが、実はそれだけではないのです。
初期投資費用の問題です。
ADSLは開通工事費用で、大体月額料金の1ヶ月~2ヶ月分ぐらいかかり、プロバイダによっては初期工事費用をプロバイダ側で負担するところもあります。
対して、光ファイバーですが、個人宅(一軒家)向けサービスでは、数万円かかる場合も珍しくありません。マンションタイプ(戸数20以上)だとかなり割安になりますが、その場合、マンション単位で導入契約などがあり、手間がかかります。
この費用格差が大きな障害です。
第二に、需要面。
最近はYouTubeなどの動画配信サイトも増えてきましたが、やはり一般ユーザー、ライトユーザーのネット利用目的としては、メール、ブログ、SNSが多いようです。
それぞれは見る時間が多くても、データ量自体はそこまで大きくないので、常時接続型サービスであれば、そこまで高速回線でなくても十分用が足りてしまいます。
他にも要因は色々あるのでしょうが、値段と需要この二つはやはり大きいのではないでしょうか。
と、こんなことを書いておきながら、私のネット回線はCATVだったりします。
まあ、このCATV回線なども、光ファイバーの対抗要因として、普及を鈍らせた原因だったりするのですが……。
高価・高速よりも、安価・低速が普及するというのは、日本の車事情(信号の多い日本では高価・低燃費・高速のスポーツカーよりも、安価・高燃費・低速の軽自動車が売れる)にも似ていたりして、国民性を感じたりします。
ISDNの時といい、技術的には良いのにツメが甘く失敗するというところにNTT「らしさ」を感じてしまいます。
回線には最後の一マイルという言葉があります。これは、それまでの長距離にわたる回線網の普及よりも、家庭までの短距離の普及に時間がかかるという意味なのですが、NTTは今回も、この1マイルを越えられないのでしょうか?
ビテオテープのベータ(SONY)や、X-BOX(マイクロソフト)、ドリームキャスト(SEGA)、ピピン@、プレイディア(バンダイ)、バーチャルボーイ(任天堂)などの各種次世代ハードのように、性能良くても売れないという物に入ってしまうんでしょうか?
(なお、次の有力候補は、次世代DVD規格の負けた方と、PS3あたり)
■反省
光ファイバーを熱く語り過ぎ。
そして脱線しすぎ。