週中~週末にかけて風邪で寝込んでしまい、結局日曜に更新です。
よくないなあ。
風邪薬で頭が働かないので、今日は少な目。


■情報処理受託で大型拠点、ソフトバンクや富士通など(日本経済新聞 2007年10月28日 1面)
 ソフトバンクは外部企業の情報システムの運用や保守を一括受託する「データセンター」で国内最大級の拠点を新設する。四〇〇億円を投じ北九州市に来秋から十万台超のサーバーを収容できる施設を整備、日立製作所や富士通も首都圏に大型拠点をつくる。産業界では生産性向上を狙い膨大なデータ処理を専門のIT(情報技術)企業に委託する動きが活発化、来年度からの内部統制ルールの導入で扱うデータ量の急増も見込まれる。米国に比べ出遅れていた日本のITインフラの整備が加速しそうだ。
(記事一部抜粋)


IT関連ニュースです。
情報技術に携わる者としては見逃せない話題です。
こういった施設・設備ができることで、情報システムの活用が増え、情報分野の発展、各企業の情報化、データ化が進むというのは非常に好ましいことだと思います。
また、このデータセンターの新設に後押しされる形で、サーバーや回線と言った情報インフラへの投資が増えていけばいいとは考えます。
……と、手放しで歓迎するだけでなく、他の側面からの考察を。


まず、情報の集中という問題です。
現在、日本国内はIT後進とまではいかなくとも、欧米(主に)米国に比べると大きく遅れているのが実情です。記事によれば、04年時点でIT資本ストックが米国は18%超、日本は約8%と大きく差をつけられています。
そのため、それを効率的に向上させるためにこういったデータセンターなどは必要ではあります。
ですが、コンピューター性能の向上により、サーバーやメインフレーム、ワークステーションの境界が薄れてきている現在、情報化は一極集中から分散化の流れにあるので、ある程度の段階で分散化へと乗り換えていくことが必要だと思います。
そのためには、今以上に大量の情報技術者が不可欠となっていきます。
企業での人材育成はもちろん、次世代に対応するために学校などでの教育段階からの、情報化教育が必要となるのではないでしょうか。


風邪薬のせいで、上手く頭が回りませんので、ここら辺で。
情報化も大事ですが、それ以上に健康が大事だということを痛感しました。
体は資本。

ついつい更新ができず、メモと走り書きのポストイットが増える日々です。
今回は複数の関連生記事が多かった。
そんな第三回。


■G7声明 協調確認即効薬は無し 金融政策綱渡り(日本経済新聞 2007年10月21日 3面 経済・金融)
 【ワシントン=西村博之】十九日閉幕した七カ国(G7)財務省・中央銀行総裁会議は、世界の金融市場の混乱に対し、各国が協調する姿勢は確認したものの、即効性のある対策を見いだせないのが現状だ。市場混乱が実体経済に及ぼす影響を注視しながら、問題分析や処方せんづくりには時間をかける方針だ。格付けや金融監督の精度の向上など課題を列挙しただけで具体策は先送りした。
(記事一部抜粋)


経済関連、G7閉幕のニュースです。
この記事の中では、やはり米国経済の失速とそれに引きずられる形で連鎖的な国際市場の低迷が懸念されてるということが書かれています。
米国経済失速の原因は、原油価格の高騰などもありますが、やはりサブプライムローン(個人向け住宅融資)問題がやはり大きいようです。


4面にも詳しく書かれているサブプライム問題ですが、構造的には日本のバブル経済、そして崩壊における不動産融資と非常に似ている点があります。
米国経済は、イラク戦争における需要拡大などで成長を加速・維持していた側面があります。そして成長要因が阻害されることで、今回の問題が大きく表面化しています。
少し調べてみたところ、サブプライム問題自体は90年代中から潜在的には問題を含んでいたようです。


さて、このサブプライム問題と今後の経済の影響について。
やはり米国資本の投資・取引が鈍ることによる、各国経済への連鎖波及は気になるところでしょう。
それともう一つは、来年に控えた米国大統領選。
現在のブッシュ大統領は二期目なので、次回選挙で誰が新大統領になるかは、このサブプライム問題を含めた経済政策のアピールは大きいと思われます。
米国の経済政策は、世界経済に大きな影響を及ぼすので、動向を注目していきたいところです。

すっかりG7が米国経済の話題に乗っ取られてしまった気が……。



■NTT光回線3000万件目標 大幅下方修正へ(日本経済新聞 2007年10月21日 1面)
 NTTは全国の光ファイバー通信回線の普及目標を下方修正する方向で検討に入った。二〇一〇年に三千万件としている現在の目標を、最大で二千万件程度まで引き下げる可能性がある。NTTは世界の通信大手に先駆けて電話線から光回線への移行を進めているが、普及の伸びが鈍化しており需要に即した計画修正が必要と判断した。

(記事一部抜粋)


ネット関連ニュースです。
NTTが光ファイバーの普及件数目標を大幅に引き下げるそうです。
5面にも関連記事がありますが、やはり重要と供給のバランスの不均衡が大きいようです。
今回はそれに関することを。


現在、メタルケーブルを利用したADSLは大きく普及しています。
光ファイバーはそれを速度・安定性ので上回るのですが、普及率は遙かに下回ります。
それは何故か?
第一に、やはり料金です。
個人向けADSLサービスは、様々な会社が提供していますが、大体の場合、ベストエフォート40~50Mbpsあたりが一番早いサービスです。月額料金は5,000円前後。
対して、光ファイバーは大体ベストエフォート100Mbps程で、7,000円より上程度が多い様に見受けられます。
Mbps/yenで考えれば、割安……にも思えますが、実はそれだけではないのです。
初期投資費用の問題です。
ADSLは開通工事費用で、大体月額料金の1ヶ月~2ヶ月分ぐらいかかり、プロバイダによっては初期工事費用をプロバイダ側で負担するところもあります。
対して、光ファイバーですが、個人宅(一軒家)向けサービスでは、数万円かかる場合も珍しくありません。マンションタイプ(戸数20以上)だとかなり割安になりますが、その場合、マンション単位で導入契約などがあり、手間がかかります。
この費用格差が大きな障害です。
第二に、需要面。
最近はYouTubeなどの動画配信サイトも増えてきましたが、やはり一般ユーザー、ライトユーザーのネット利用目的としては、メール、ブログ、SNSが多いようです。
それぞれは見る時間が多くても、データ量自体はそこまで大きくないので、常時接続型サービスであれば、そこまで高速回線でなくても十分用が足りてしまいます。
他にも要因は色々あるのでしょうが、値段と需要この二つはやはり大きいのではないでしょうか。


と、こんなことを書いておきながら、私のネット回線はCATVだったりします。
まあ、このCATV回線なども、光ファイバーの対抗要因として、普及を鈍らせた原因だったりするのですが……。
高価・高速よりも、安価・低速が普及するというのは、日本の車事情(信号の多い日本では高価・低燃費・高速のスポーツカーよりも、安価・高燃費・低速の軽自動車が売れる)にも似ていたりして、国民性を感じたりします。


ISDNの時といい、技術的には良いのにツメが甘く失敗するというところにNTT「らしさ」を感じてしまいます。
回線には最後の一マイルという言葉があります。これは、それまでの長距離にわたる回線網の普及よりも、家庭までの短距離の普及に時間がかかるという意味なのですが、NTTは今回も、この1マイルを越えられないのでしょうか?


ビテオテープのベータ(SONY)や、X-BOX(マイクロソフト)、ドリームキャスト(SEGA)、ピピン@、プレイディア(バンダイ)、バーチャルボーイ(任天堂)などの各種次世代ハードのように、性能良くても売れないという物に入ってしまうんでしょうか?
(なお、次の有力候補は、次世代DVD規格の負けた方と、PS3あたり)


■反省
光ファイバーを熱く語り過ぎ。
そして脱線しすぎ。




バタバタしてるとついつい更新のタイミングを逃してしまっていけないですね。
そんなわけで、第二回です。

■セイコーエプソン 有機ELに参入 年内にも 寿命、液晶並みに(日本経済新聞 2007年10月14日 日刊 1面)
 セイコーエプソンは次世代ディスプレーの有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)事業に参入する。専用製造ラインを建設、年内にも受注生産を始める。有機ELの製品寿命はこれまで約三万時間が限界とされてきたが、同社は材料や構造の見直しで二倍近い五万時間以上を可能にし、液晶ディスプレーとほぼ同等にした。高い耐久性が要求される商業施設向けなどの需要を開拓する考えで、有機ELの用途が広がりそうだ。
(記事一部抜粋)


PC関連のニュースです。
有機EL、次世代ディスプレイの市場にセイコーエプソンが参入するとのことです。
普段からPCを扱う人間としてはなかなか興味深い話です。
有機ELは高品質、低コスト化が期待できる次世代のモニタなどとして注目が集められているものです。
液晶は応答速度の問題(残像、チラつき)や有効視野角の限界(斜めから見たりすると色が変わってしまうこと)がありましたが、有機ELはそれが改善された高性能モニタの製造を可能としています。
ただ、いいことづくめではなく、寿命、つまり耐用年数において液晶などに劣るのが問題となっていました。
今回セイコーエプソンが参入し、製造する製品はその点をクリアできるそうなので期待ができそうです。
実際の製品が出るまではどうなるかは、わかりませんが同業他社(富士通、ソニー)とセイコーエプソンの株価変動を比較してみるのも期待度が測れるかもしれません。
まあ、一要素ではありますから、ダイレクトに反映するわけではないですが……。

でもこれを書いている本人のディスプレイは、いまだにトリニトロン管なんですよね……。
ディスプレイの解像度、応答速度、サイズ、値段の関係で液晶への移行に踏み切れなかったのですが、
場合によっては、液晶を飛ばして、有機ELに移行するのもありかもしれない。
そんなことを考えています。


■首都防衛ミサイル訓練 防衛省、来月にも(日本経済新聞 2007年10月14日 日刊 2面)
 外国から弾道ミサイルで攻撃された場合の首都防衛の体制づくりが本格化してきた。防衛省はミサイルを地上から撃ち落とす地対空誘導弾パトリオット(PAC3)を円滑に運用できるように十一月中旬にも部隊の移動展開訓練を都内の代々木公園(渋谷区)、晴海ふ頭公園(中央区)などで実施する。移動への障害やかかる時間などを正確に把握し、緊急時の対応に万全を期す狙いだ。
(記事一部抜粋)


先日、宇宙関連の話題に触れた時に、イージス艦という単語に触れたのでちょっとこれに関して。軍事関連なので、なるべく中立の意見で書きたいと思います。
さて、北朝鮮関連が予断を許さない現在としては、内外へのアピールも含め、ミサイル防衛というのは必要だということなのでしょう。
このミサイル防衛というのは、簡単に言えばミサイルで飛んできたミサイルを撃ち落とすというものです。
先日触れたイージス艦というのも、このミサイル防衛構想に組み込まれています。
非常に単純化した手順としては、
1.弾道ミサイルが発射される。
2.イージス艦のミサイルで大気圏外で撃ち落とす。
(2が失敗)
3.パトリオットミサイルで大気圏に突入してきた弾道ミサイルを撃ち落とす。
これの3番目の訓練です。

しかし、発射されてから到達まで数十分というレベルの弾道ミサイルを、基地、駐屯地からPAC3の車両を持ってきて配備、迎撃なんてしてる時間は本当にあるんでしょうか。
交通規制敷いても都内は道が詰まってるから不安ですね。

経済面としては、自衛隊の兵器関連製造メーカー、特に三菱重工の株価に注目と言ったところでしょうか。


■お得ですマイルためる技(日本経済新聞 2007年10月14日 日刊 15面)
 「陸(おか)マイラー」という単語をご存知だろうか。飛行機に乗らずに航空会社のマイレージ(マイル)をためる人のことだ。ため方は色々あるが、基本はクレジットカードと電子マネーの組み合わせ。これからため始めようという人にはどんなやり方が効率的なのか、「陸マイラー」の技をもとに、全日本空輸(ANA)と日本航空(JAL)のマイルを無理せず、お得にためる方法を探った。
(記事一部抜粋)


マイルをためる技ではなく、このシステムに関して話していきたいと思います。
本当は先日のJALとイオンの電子マネー乗り入れの際に書こうと思っていた話題だったのですが、更新しそびれてしまったので、ちょうどいいかな、と。
最近はお財布ケータイで電子マネーなど、様々な形で電子マネーが普及を始めています。
電子マネーを媒介に、各種ポイント、サービスなどが流動的に使えるようになるのは消費者として嬉しいところです。
電子マネーという存在は、クレジット決済などと相性がいいこともあるので、これからもこの手のサービスの各種乗り入れ、普及拡大は続いて行くと思われます。
ネット上での商取引など、現金を直接動かすのではなく、数字の上で動かす場合こういったサービスとの接続は強力な武器となると考えられます。
今回の例だったら、航空会社のマイルをイオン電子マネーに、その電子マネーで旅行関連の買い物など、サービスの乗り入れを消費者の需要と上手く結びつけていければそこには大きなビジネスチャンスがあるかもしれません。

……と、こんなことを書いておいて小心者、貧乏性の私はクレジットカード、電子マネーをあまり使わず基本現金なのはいかがなものでしょうか。
ネットに関わっている人間としては、この手の電子マネーサービスを上手く利用、活用できなければ! とは思うのですが。
ソフマップのルピーとか、TSUKUMOのポイントとかも貯めるばかりで使えないし……。


気がつけば長文……お目汚し失礼しました。