やぁ、僕○。○○!(甲高い声)
今回は何だか甲高い声で、著作権系の訴訟で最強の法務部を抱えるあの会社の話題です。


■米ディズニー、携帯参入・ソフトバンクの回線借り(日本経済新聞 2007年11月11日 1面)
 米娯楽大手ウォルト・ディズニーは来春をめどに日本の携帯電話市場に参入する。既存の通信会社から通信網を借りてサービスを手がけるMVNO(仮想移動体通信事業者)という手法を使う計画で、ソフトバンクモバイルから回線を借りる。インターネット接続大手のインターネットイニシアティブ(IIJ)もNTTドコモと組んで参入する計画。異業者が新手法で参入することで携帯市場の寡占が崩れて競争が激化、消費者にとって端末やサービスの選択肢が広がる。
(記事一部抜粋)


前回に引き続き携帯電話関連のニュース。
前回は、小型基地局増設による通信網の整備が進むというハード面でのニュースでした。
今度は携帯電話の提供側に、あのディズニーが参入、携帯電話サービスを始めるという、どちらかと言えばソフトよりの話です。
それでは何故、これが「ソフト」の話になるのか、書いていきたいと思います。


今回のサービス参入のポイントは、MVNOという言葉にあります。
僕も今回初めて知ったのですが、これはモバオル・バーチャル・ネットワークの略で、回線は既にあるものを、音声やデータなどコンテンツ側をメインに参入する仕組みのようです。
ADSLインターネットサービスの回線をNTTの電話回線、ISPサービスをインターネット事業者がやっている仕組みに似ていますね。
ディズニーという「ソフト」が乗り入れるのはソフトバンクという「ハード」です。
ディズニーは通信料などではなく、キャラクタ、アニメなどのコンテンツをアピールポイントとして展開を行う方向のようです。


ディズニーとソフトバンク、なぜこの二社が提携することとなったか?
これは予測ですが、それぞれの思惑、メリットがあると思われます。
日経7面にも関連記事がありますが、ディズニーは米国でも同様にMVNOによる携帯電話市場への参入を行ったようですが、通信速度、販売拠点の確保に苦戦し、年内撤退をするようです。
これは米国は国土が広いため、日本ほど密な携帯電話通信網、販売拠点の展開ができないことが原因でしょう。
対して、日本は今や携帯電話が使えないところの方が少ないほどの通信インフラがあり、街中にアンテナショップもあるほどですので、展開の下地としてよかったのでしょう。
もしかすると、前回書いた小型基地局設置による、通信のさらなる高速化を使った大容量データ配信を見越しているのかもしれません。


それでは、なぜソフトバンクなのか?
現在、日本の携帯電話は主に三社、NTTドコモ、KDDI、そしてソフトバンクです。
この三社の中でもドコモは50%超という圧倒的シェアを誇っています。
昨年の「番号ポータビリティ」制度実施で、この比率は変化するかと思われましたが、各社のサービスや、ソフトバンクへの通産省からの警告など、様々な影響で大きく動くには至りませんでした。
この三社の中では、一番シェア率の低いソフトバンクとしては、「ディズニー」という強力なコンテンツと提携することで、そのシェアを伸ばし、現状を打開したいのではないでしょうか。


携帯電話、ますます熱くなりそうです。
……苦手意識克服しないとなあ。