篠栗町の山あいでビロウドツリアブを見つけて喜んでスタート地点に戻ると、ふたたび晴れてきた。
スタート時には何も見つからなかった草地を最後にもう一度チェックしてみたところ...
なんとツチイナゴが日向ぼっこをしているのを発見した。
コナラクヌギの枯葉に半ば隠れるようにしていた。触角を下げていたので寝ているのだろうか？
手前の枯葉をそーーーっと取り除いてみたが全く動かない。しばらくすると全身に日が当たり体温が上昇したのか、触角がピンとした。
自分がモズならこのツチイナゴは今頃腹の中。だが安心せよ。モズでなくてよかったろ。
陽だまりの斜面ではなんともう一頭、ツチイナゴを発見。こちらは自分で藪から這い上がって来たものと思われる。写真下。
ツチイナゴは枯れ草などの下で越冬していたものと思われるので、土の中から出てきたわけではないだろうが、まぁこれも啓蟄の一つと見なしてよいだろう。
3月9日、篠栗町の山あいにて
