昼から晴れたので篠栗町の山あいに行ってきた。
啓蟄（けいちつ）を確かめるため。
いつものルートの山道をゆっくりゆっくり移動するが、蛾も蝶も出てこない。
草地ではイタドリハムシなど探すも全く気配もなし。
たまに見つかるのはハエの類。これも昆虫ではあるが...笑 注
朝から晴れないとだめだったかな？ときおり曇るし。
諦めかけたころ枯れ草の広がるあたりでハエらしきが飛んだ。
ハエにしては大きくて黒いかなと思い、どこかに止まるまでそっと目で追った。
枯れ草の繁みに入り込むようにして停止したそれはビロウドツリアブだった。
複眼が接しているのでオス。
やったー！
これで祝！今シーズン初認。ビロウドツリアブ。
注
アブもハエの仲間（双翅目）なのだが、やはりビロウドツリアブには可愛さを感じる点が違うかな。
ビロウドツリアブの幼虫はヒメハナバチの幼虫に寄生して育つというから、ヒメハナバチの巣で蛹化して、春先に羽化するものと思われるが、ネット上では幼虫や蛹、羽化に関する情報がほとんど得られなかった。
そもそもヒメハナバチ自体見たことがないが、ビロウドツリアブがいるということはヒメハナバチもいるということだろうな。ヒメハナバチの巣を探して、中にいるはずのビロウドツリアブの幼虫や蛹、羽化を観察した人いないかな。
ビロウドツリアブも地面の穴から出てきたはずだから啓蟄の証ではある。
3月9日、篠栗町の山あいにて