コガモ幼羽から第1回繁殖羽 | はるきょん3

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胸に双眼鏡、ポケットにコンデジ、好奇心いっぱいで黒王号にまたがって福岡市周辺を探検する。野鳥や昆虫などの自然観察が主。他にはマラソン系。

 


今津のこのコガモ♂。
脇の羽に明らかな幼羽が残っていたので撮影してみた。
御親切にも白矢印をつけてみた正確に言うと脇の羽最上列となる。写真下。笑
小さくて尖った羽が規則的に並ぶ。これがカモの幼羽のポイントだ。
ついでに最外三列風切Te1外弁の黒の形からアメリカコガモではなくコガモであることが分かる。
ということでこの個体はコガモ♂幼羽から第1回繁殖羽への移行中個体、1歳未満ということになる。
なお、この「脇の羽」という用語が妙に用語っぽくなく、しかもよく使う用語なのに一般用語っぽくて違和感が大。
先に「脇羽」が定義されているからだ。この脇羽は翼の下側のいわゆる「脇の下」の羽であり、ヒトでいえば腋毛に該当するだろう。英語では脇羽は axillars。
一方、「脇の羽」は flank で、翼ではなく体羽に属し、折りたたんだ翼を腹部側からつまり下から覆う役割を持つ。(折りたたんだ翼を上から覆うのは肩羽)

 

ついでに先日の記事のエクリプスの1個体目の脇の羽と較べてみてほしい。丸くて大きい。

 

12月26日、福岡市西区今津にて