タテハモドキ健在 | はるきょん3

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胸に双眼鏡、ポケットにコンデジ、好奇心いっぱいで黒王号にまたがって福岡市周辺を探検する。野鳥や昆虫などの自然観察が主。他にはマラソン系。

 


すっかり春になったので再び篠栗町の山あいに行ってみた。
耕作放棄地らしき場所を歩いていると大型の蝶が飛び出し、ぐるっと回って、元居たあたりに着地する。
久し振りのタテハモドキだ。よく見ると翅の破れなどなく、美しい完品である。ひと冬を越したようには見えない。新生個体の様に見える。秋型か夏型かを見分けるポイントの翅裏が撮影できなかったのが悔やまれる。
今回のタテハモドキも花に止まらず、つまり吸蜜せずに、テリトリーを守っているようだった。モンキチョウが近寄るといちいち追い払っていたからだ。

この日はタテハモドキは数頭見かけた。
4月2日、篠栗町にて

※追記4/03

翅裏の分かる写真が見つかったので追加しておく。

翅裏に眼状紋はないので秋型だ。ま、これは当たり前のこと。この時期に夏型がいるわけはないからだ。そういうわけでこれは昨年秋生まれの越冬明け個体ということになるが、上にも述べたように完品なのが不思議なところ。