久山町のクリの花穂シリーズはまだまだ続く。
最近、蛾ばかりで申し訳ないが(一般論として蛾は人気がないので)、並みの蝶より美しいのでぜひ紹介したいのだ。
ベニヘリコケガ
紅縁苔蛾
幼虫が地衣類を食べるそうでコケの名を持つが、地衣類は植物ではなく菌類で、コケは植物なので分類的にはまったく別のもの。ただ、外見がよく似ているということで地衣類にもコケの名を持つものがあるということでこの蛾もコケガとなっている模様。どうでもいいけど。
クリの特徴的な鋸葉の縁あたりに止まっていた。
濃いめのクリーム色地の翅の縁が淡くピンク色をしておりこれが「ベニヘリ」。ここまではいい。
だが、この蛾の一番の特徴である、落書きのような黒筋が和名に全く反映されていない。
....考えてみるとこれを和名に取り込むのはなかなか難しい。笑
ベニヘリラクガキコケガなどどうだろうか。「ラクガキ」はちょっと不適切臭がするかな。笑
ま、和名は措いておいて、とにかく文句なしに美しく、面白い。
これだから蛾は楽しい。
ちなみに5年前に横浜でも観察している。新治で。
さて、クリの花穂シリーズを永遠に続けるのもなんなので甲虫類は一挙におまとめで3種ご紹介と。雑な扱いご容赦いただきたく。
コアオハナムグリ