フタスジモンカゲロウ亜成虫 | はるきょん3

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胸に双眼鏡、ポケットにコンデジ、好奇心いっぱいで黒王号にまたがって福岡市周辺を探検する。野鳥や昆虫などの自然観察が主。他にはマラソン系。

 


ゲンジボタルがいた木立のあたりで見つけたこのカゲロウ
妙に翅が白くモンシロチョウ的にも見える。体は黄色く細い斜めの黒筋が腹節を区切っているようだ。
複眼と3本の尾(?)は黒い。触角の様に見える部分は前脚であり黒い。
中脚・後肢は黄色い。
図鑑を調べるとカゲロウの翅はみな透明だ。ん~~~。
カゲロウのことを少し調べてみたところ、次のことが分かった。
カゲロウの変態は不完全変態ではあるが、水中生活をする幼虫から羽化して亜成虫になり、これがさらに脱皮して成虫になるのだという。
するとこの個体はその亜成虫かもしれないと思った。
亜成虫は翅が不透明だそうなのだ。
この個体はこの木陰の葉裏でこれから最後の変態を行うところだったのだろう。
上記の体の特徴からフタスジモンカゲロウではないかと思う。
すでに飛ぶことのできる翅を持つ亜成虫がどのような脱皮をして成虫になるのか想像もつかない。
翅は変わらないのではないかと思う。いや、しかし透明の翅にどうやって変わるのだろうか?
けっこう謎だらけであり面白い。
さらに調べていたらなんとyoutubeに成虫への最終脱皮の動画があって、それによると翅は不透明の翅の中から透明な翅が出てくるのだった。
亜成虫の翅はトンボでいえば翅芽のようなもので、しかしそれで飛べるというスペシャルな翅である。
6月20日、久山町の山あいにて