ヨツモンカメノコハムシ幼虫と成虫@多々良川 | はるきょん3

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胸に双眼鏡、ポケットにコンデジ、好奇心いっぱいで黒王号にまたがって福岡市周辺を探検する。野鳥や昆虫などの自然観察が主。他にはマラソン系。

 

 

 

 



多々良川土手近くの公園の植え込みで異様な形状のムシを見つけた。それも結構たくさん。昆虫とは思えないような形。一般ピーポーなら鳥か何かの糞かなーというだろう。脱ぎ捨てるべき脱皮殻を背中に乗っけたままにすることで天敵から身を護っている(つもり)らしい。ま、この奇行はこうして引き継がれているわけなので結果的に成功しているものと言えよう。この時点ではイチモンジカメノコハムシ(食草はムラサキシキブ)思っていたのだが、5日後に再訪してみたところ成虫が複数個体見つかったのだ。それは下。これはヨツモンカメノコハムシである。サツマイモの害虫として駆除の対象とされているようだ。ここの食草はノアサガオ(一番下の写真)。よく見ると紋は4つではなく、5つのように思えるが、まあいい。左手にご招待して遊んでみたのだが、ひっくり返った状態から起き上るのに翅鞘を半分ほど開くことによってすっと起き上ることができて感心した。腹部側には横一文字に暗色斑がある。祝!初見である。ただ、農業関係者には悪夢かもしれない。ついでにこれまでに紹介したハムシの仲間の一覧はこちらをご参照のこと。
11月4日、9日、多々良川土手にて