2017W杯トライアスロン宮崎大会レース記その5 〜限界チャレンジ&勝負のラン編 | ハルさんの「目指せ水陸両用!」

ハルさんの「目指せ水陸両用!」

走るのが何よりも苦手だったマスターズスイマーが、40才からトライアスロンに挑戦。その記録を綴ったブログ。
2013年8月、アイアンマンレースを完走。
マスターズ水泳800m、1500m自由形 前日本記録保持者。
水陸両用アスリートを目指してます。

今日は久しぶりに朝ランしました走る

 

6時だと熊本はまだ真っ暗。

 

5kmだけですけど、気温が低くて気持ちよく走れましたほっこり

 

アベレージ4分34秒/km。

 

後はこれで42キロ走れるようになるだけですなぶー

 

 

ってそう簡単にできるか〜〜いなんでやねん!バシ!!

 

はい、これから3ヶ月間頑張りますあせる

 

 

 

さて、先日のITUトライアスロンW杯宮崎大会のレース記はいよいよ大詰め、ラン編です。

 

 

 

トランジションエリアを飛び出し走る、前方の津々見選手との差は目視で10秒程度。

いつもランは互角か自分が少し遅いくらい。

しかし、その「いつも」はバイク終了時点で彼の姿は見えない。

 

だから、「追いかけた」ことはない。「互角の勝負」ではない。

 

結果的に似たタイムというだけ。

 

 

でも今日は見える。

追える!

 

勝負だ!

イケー!壊れるまでイケー!走る

気持ちで負けんな〜!グー



ピッチは練習でのレースペース通り185が目標。

ガーミンのメトロノームは185にセットしておいたが、自分が走っているテンポと合わないえー?

どうも自分のテンポが速い。

追いつきたい一心でイケイケモードになってるのか?

構わん!イケイケグー ビープ音は無視。

最初のエイドで軍手を脱ぎ捨てた。


ランコースは2.5kmの4周回。

見通しが良いので前との差は計りやすい。

基本的にフラットコースで、所々短いアップダウンあり。

上りはピッチ維持。下りはブレーキをかけずに加速。

着地はシューズの中で足がずれないように、マメを作らないよう気をつけて。

ランでも北風があり、追い風となったり、向かい風となったり。


ファーストラップが3分51秒。 速っあせる

しかし、そうキツくない。

よし、今日はいけてる。

この4分切りペースがどこまで維持出来るか?

自分との勝負でもある。

このペースを守り、脚さえ攣らなければ40分切れるはず。


前との差はわずかだが、詰まっている。

1周回終了で差は2秒。もう目の前。

トライウェアの下に入れていたお腹の銀色シートも抜き取ってエイドのゴミ箱にポイ!

スッキリしたところでまた前を追う。


そして、



追いついた!ニヤリ


さぁここからどうする??

このまま後ろについてラストで仕掛ける?ニヤ


それともここで一気に仕掛ける?走る


一気に追い上げたからペースはキツい。出来れば落としたい。

でも、後ろからはランが強い福元さんがきっと追い上げてくる。


福元さんは下手するとランが自分より5分速い。

緩めたら間違いなく追いつかれる。

そうでなくても追いつかれるかもしれない。

勝負は目の前の一人とだけじゃない。

後ろから追い上げてくる選手、そして弱さを見せかけている自分との勝負。


今日はチャレンジと決めていたんだから撃沈上等、ここで行かないと!

追いついた安堵で一瞬だけ緩めたスピードを再加速。

一気に抜いて突き放しにかかる。

抜いたら今度は追われる身。後ろの足音が恐怖に変わるアセアセ

もうスピードを緩めることは出来ない。

苦しかろうが何だろうが行くしかない。


2周回終了時 津々見さんとの差は5秒ほど。


3周回目途中、もうだんだん頭が酸欠状態になってきた。

呼吸が荒くなり、脈が160を超えているのがガーミンを見なくてもわかる。

でも、7月のシーガイアトライアスロンでは脈が170まで上がっても耐えられた。

まだいけるはず、心臓の限界はもっと上だ。

フォームを考える余裕はなく、キープできるのは185よりちょっと早めのピッチだけ。

 

ピッチが速すぎて紙コップの水を上手く口に運べない。

 

頭から被るだけにしよう。

 

 

色んな人が応援してくれてる。

顔見知りもたくさん。

でも酸欠で手を上げるのが精一杯。

 



たけちんさんがいた!

思わず尋ねた


「自分今何位?1位?2位?」


「ゴメン!わからない!」



そりゃそうだよな〜〜〜ぼけー もう周回遅れもごっちゃになってるしなぁ〜。




その後、どこだったか忘れたが、すれ違い区間で福元さんが一瞬だけ見えた。

位置的に彼が2分ちょっと先。


え?自分より前?

どうして?いつ抜かれた??

しばし頭が混乱。

酸欠状態では考えがまとまらない。

福元さんが見えたのはその時だけ。


訳がわからないまま4周回目へ。

後ろを確認できるところで津々見さんとの差をみる。

50m以上はありそう。

もう大丈夫か?

いや、足が攣ったら一発でおしまいだ。

最後まで油断すんな。

 



限界の足を酷使して、最後のブルーカーペットゾーンに入った。

去年はゴールゲートが見えてラストスパートかけた瞬間に脚が攣った。

今年はラストスパートやめとこうぶー


そして、そのゴールゲートが見えたところで後ろから迫る足音が!

ヤバイ!!!アセアセ

 


そして、

抜かれた!!!えーん


と思ったら、ユニフォームに「九州大学」の文字。

はぁぁ〜〜〜、若手かよ。

ビックリさせんなよプンプン

一安心してそのまま無事フィニッーーシュ!ばんざい

後ろを振り返り、一礼してゲートの電光掲示板を見た。

2時間12分台。

3分引いて〜〜

やった!2時間10分切ったぞ〜〜〜\(^∇^)/

自己ベスト〜〜〜\(^o^)/



で、自分はいったい何位なんだ???えー?


疋田さんは結局一度も姿が見えなかった。やっぱりDNS?

津々見さんには勝てた。

でも福元さんがあの位置にいたのはなぜだ???

ゴールしても結局順位わからず。



ボランティアの人にアンクルバンドを外してもらい、フィニッシャーテントに入った。

知ってる人がチラホラ。

疋田さんは・・・いない。

あ、やっぱり出てなかったんだキョロキョロ

福元さんは・・・いない。

もしかして周回差の位置だったのかー。ようやく理解ニヤリ

 


と言うことは?????


おおおおおーーーー!!!!1位じゃん!!!びっくり

 

 

マジか〜〜〜!爆  笑

と、ようやく1位を確信した瞬間でした。


公式ランラップ 39分29秒 全体30位
ゴールタイム 2時間09分00秒 総合15位 エイジ1位



ランデータです。

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こんなに4分切りを連発したタイムは過去に1度だけしかありません。


数年ぶりの快走でしたおねがい

快走のおかげか、左右差少ないですゲラゲラ

 

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平均ピッチは187。

 

 

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ほぉ〜、気合い入れればこんなピッチで走れるんだ。自分でも驚きおーっ!
 
そして心臓くんの頑張りは
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数値だけ見ればまだいけたか? 
いや、あの時はやっぱり限界だったよな。


でも、ランなんて気持ち次第だな。

いや、気温次第かな?ゲラゲラ

 

 

 

 

激闘の後片付け。

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そして、ヨッスヲさんからおごってもらった肉巻きオニギリ爆  笑
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ちょ〜美味かったっすグッド!

 

 

そして表彰式表彰台

もう二度とないかもしれないA大会でのテッペン。

 

高かった〜〜照れ

 

 

でも、あんな高いところに1回でも登ってしまったら・・・・

 

 

 

 

また登りたくなるじゃんゲラゲラ

 

 

 

来年もトライアスロン頑張ります!グー

 

 

 

お読みいただきありがとうございました〜。

よ〜耐えた!頑張った!

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