初めての時はジョンウンヒョンが俺を組み敷いて、妖艶な笑みを浮かべたのを思い出した。
子猫のような瞳。
扇情的な首筋。
まだ純情な俺には刺激が強すぎた。
「ね、キス…しよ」
「え、んぅ」
頷く前に唇を奪われて。
舌を絡み取れられながら、理性も剥ぎ取られた。
甘い香水の香りも、首に回ったヒョンの腕も。
何もかもが俺を駆り立てるのに。
翻弄されて訳が分からなかった。
「…はぁっ」
「っ、ぷは…」
唇を離すと俺のTシャツを滑るヒョンの指。
俺の体をなぞるのがくすぐったいけどドキドキする。
「…ジョンウニヒョン」
「んー?」
「キ、キスだけ?」
「…キュヒョナはどうしたい?」
あどけないのにエロスティックな貴方。
引き寄せられるようにもう一度キスしたのを覚えてる。
「キュヒョナ?」
「いや、初めての時のこと思い出したんだ」
「…アレ?」
「そう…ジョンウニヒョンのアレ」
俺の言葉に貴方の唇は弧を描く。
目には見えないけど気配で感じる。
あの時の俺が今のこんな状況を見たら発狂してしまうんじゃないだろうか。
裸で目隠しをされ、縛られた両腕は椅子の背もたれの後ろ。
薄いシャツ一枚のヒョンを膝に乗せている姿なんて。
ジョンウニヒョンは俺の胸に手を置いたままゆらゆらと体を揺らす。
あぁ…なんて高ぶるシチュエーション。
「今じゃ、考えられないな…」
「そうっ、したのは…ヒョンで、しょ」
「ふふっ…望んだのは、キュヒョナだろ」
耳元で囁く声と吐息。
じれったいのが煽られる。
我慢できずに俺自身も突き上げる。
このまま下半身ごと溶けてしまえばいいのに。
「ヒョン…ジョンウニヒョン…!!」
「焦っちゃだめだぞ…?」
「お願い…焦らさないで…」
「ふふっ…悪い子」
顔を上げれば降ってくるキス。
絡めて、流し込んで…甘い蜜。
真っ暗な目の前に白い飛沫が飛んだ。