こんばんはHAL@入院中です。
有り余る時間を活用して、
アメブロの記事を更新しています。
有名な北海道土産「白い恋人」の似たもの特集を何回かに分けて更新していきます。
第9回まで書き上げましたので来週までは
毎日21時に更新する予定です。
よろしかったらお付き合いください。
さて前回からつづきです。
1976年(昭和51年)に発売。
すでに日本に知らない人はいないであろう北海道土産の王様「白い恋人」。
そのパロディ商品として、真正面からメンチ切った吉本の「面白い恋人」です。
事件は2011年11月に起こるべくして起こったのです。
今ではすっかり有名な話しになっていますが。
以下、当時の記事からの引用です。
「白い恋人」を製造・販売する石屋製菓(札幌市、島田俊平社長)は2011年11月28日、吉本興業と子会社のよしもとクリエイティブ・エージェンシーなどを札幌地裁に提訴したと発表した。
吉本興業子会社などが販売する土産菓子「面白い恋人」が石屋製菓の「白い恋人」の商標権を侵害しているとし、販売差し止めなどを求めた。
「面白い恋人」は吉本興業子会社が2010年7月に発売したみたらし味のゴーフレット。JR新大阪駅などの土産店で人気となっている。
やはり北海道民に大阪のギャグやパロディは通用しなかったのだろうか。
しかし、HAL的にこれは「石屋製菓」の宣伝じゃないかと感じたのです。
だって「白い恋人」は北海道のお土産です。「面白い恋人」は大阪のお土産です。
売っている場所がまるで違うし、買う人の目的も全く違うのです。
お互いの利益を侵害しているとは思えないし、単なる「商標権」の侵害にしては大袈裟すぎる。
たぶん「話題作り」ではないかと思うのですが、実際のところどうだったのでしょうね。
結果的に「面白い恋人」の販売差し止めや損害賠償を求めた訴訟は2013年2月13日、札幌地裁で和解が成立した。
吉本興業側が「名称や白を基調に青色や金色を配した箱の図柄が白い恋人と類似している」と主張されたパッケージの図柄を変更し、原則として関西6府県での販売に限る。
面白い恋人の約1年間の売り上げ約6億円の20%に当たる1億2千万円と言われた賠償金は支払わない。2社が同日、明らかにした。
…と言う幕引き。
しかも吉本側が変更したとされるパッケージデザインは元祖「白い恋人」に対して。
これが訴訟の対象となったパッケージ。
そして変更となったパッケージ。
確かに、特徴的な外飾りと帯状のデザインは無くなったけど、微妙な変更ですね。
まぁこれなら2年間売ってきた「面白い恋人」のイメージは変わらないだろう。
なので「面白い恋人」いまだに売れている。
いやその逆だ。
吉本は販売個数が提訴が行われる前に比して約8倍である1日約800個となっていたことを表明している。
しかもその6年後の2019年9月11日。
「白い恋人」の石屋製菓と吉本興業は、まさかのコラボレーションを達成する。
当時の記事は以下に。
https://www.oricon.co.jp/news/2144129/amp/
その年は何度か大阪の実家を往復し、毎回「新大阪駅」でこの「面白い恋人」を買おうとしたのですが、いつ行っても売り切れでした。
お店の人に聞いたところ、ほとんどが午前中に売り切れるとのこと。
どちらの勝ちとは言えないが、吉本にメリットがあったのは間違いない。
その後「面白い恋人」は大阪土産の定番になったのでしょうか。
当時、やっと買って食べてみた時の感想などを次回にでも。
では、よい週末を。
おやすみなさい。