先日の関宿城将棋大会では、すごいものを見せてもらいました。
2年生のリキくん の、決勝トーナメント2回戦。
1手目から投了まで、遠目に観戦させていただく機会があったのですが、終盤が美しかった。
リキくん、先日、詰将棋を一日850題解くことにしたって聞いて、ご紹介した 子です。
私の棋力が低いのと、記憶力が乏しいために、局面を再現できないのが悲しいのですが、
終盤、うまく作ったと金(成桂だったかなw?)で、相手玉とは反対の方にある金をとりにいったんです。
金を取りにいくよりも、相手玉に向かって寄せたほうが早いように思えたので、やっぱり子供だから駒得を優先しちゃうのかな?と思った私がとんでもなく浅はかでした(汗)
その直後、リキくんはおもむろに下段に持ち駒から銀を捨てると、それを嫌って逃げた相手玉を、数手先で、さっき手に入れた金を使ってパシッ!っと封鎖。
金を手に入れれば、詰むとわかった上での金取りだったのでありました
。
その終盤の数手は、文字通りノータイム。
何手か前から、明らかに詰みの局面までがきれいに見通せていたと、よくわかる指し手でした。
美しいもの見せてもらいました。
素晴らしい終盤の力は、お父さんに聞いても、やはり1ヶ月続いた詰め将棋の成果に間違いないそうです。
でもリキくん、850題と言っても、決して5手詰め、7手詰め、あるいはそれ以上の長手詰めを解いているわけではなくて、1手詰めと3手詰めが中心なんだそう。
大会から帰る道すがら、車の中でリキくんが詰将棋を解くのを見ましたが、それはもう単に1ページずつペラペラとページをめくっているだけのようにしか見えません。
これを見て、今さらですが、確信するにいたりました。
詰将棋って、解くものではなくて覚えるもの?
たしかに1手詰めドリルの表紙には、『「勝つ形」を繰り返し覚えて勝率UP!』って書いてありますね(汗)
それに多くのプロや指導者の方が、あまり長い手数の詰みを時間かけて解くよりも、短い手数のものをぱっぱっと解けるようになるほうが実践的、とおっしゃっています。
ですが、もう1歩突っ込んで、形を見て答えがぱっと浮かんでくるくらい、覚えてしまうまで繰り返したほうがよい・・・んですよね?
私みたいな初心者は、子供が1手詰めから3手、5手、7手・・・と、長手詰めが解けるようになるのを見て、ついつい「成長したなあ・・・」とか喜んでしまいがちで、長い手数に進むのがステップアップだと思ってしまいがちなのですが、たいくらいの強さ(4級)なら、まだまだ1手詰めを繰り返し解くのも十分効果的なトレーニングになりうるんですね。
そうやって考えると、ひとつの仮説にいたりました。
(仮説っていうほどおおげさなことではありませんが(汗))
ひょっとして「この形になれば、確実にあと3手で詰む」というのが直感的にわかるようになると、なんだ、
7手詰めがその瞬間、3手詰めになっちゃうってこと?
今さらながら、そう、本当に恥ずかしいくらい今さらながらですが、リキくんがそれを実戦して証明してくれました。
詰将棋の本、バカだからこれまでにいっぱい買いましたが、一度しか解いてないもの、あるいは私なんぞは、最後まで全部解いていないものもたくさん残っています。
考え方をあらためて、リキくんにならって、1手詰めドリル、3手詰めドリルを繰り返し解いてみることにしました。
40過ぎのおじさんが詰将棋を覚えるには、おそらく子供の3倍も4倍もくりかえさないといけないことでしょう。
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でもこれだと、通勤中の電車の中でも、さくさくっと解く事ができます。
で、ストレスが少ないので結構楽しいです。
もう少し強くなれるかなあ・・・リキくんがあれだけ鮮やかな終盤を見せてくれたのだから(もちろん詰将棋だけではない努力の成果と思いますが)、信じてしばらく続けてみよう!
朝の通勤ラッシュの常磐線の中で、いい歳こいたオッサンがみけんにシワを寄せて1手詰め解いていたら、たぶんそれは私です。
そんな人、めったにいるわけないし。
でも見つけても恥ずかしいから声かけないでください(笑)
ちなみにリキくん、その後さらにとんでもないことになっていて、今や一日1250題 だそうです!
すごいや~!
足元にも及ばないけど、たいもおじさんもがんばるぞ~!