愛をうたう -11ページ目

愛をうたう

ショウジョウハイライト明香のアタマ


先日
大きくて立派な栗が手に入ったので
栗ご飯にした。

食べると美味しいものは手間がかかる場合が多い。

8年かけて実をつけるようになった栗の木が
毎年1年かけて育んだものが栗の実になる。
毬までつけて守りたいほど愛おしい実なだけあって
人ごときが口に入れるまでの道のりは長い。

15分ほど水から茹でる。
そのままある程度冷ましたら
お尻のところに包丁を入れてまずは鬼皮を剥く。
そのあと渋皮をやっつける。

この上の2行の部分が何とも時間がかかる。

「美味しい栗ご飯になりますように(えへっ!はーと)」
なんて一瞬も頭をよぎらない。
とにかく私が単純作業をやるときの呪文
「必ず終わる」
を唱えながらひたすら剥き続ける。


小さい時
栗を茹でで半分にしたやつをスプーンで食べるのが好きだったな。
よくおばあちゃんと栗拾いに行って
栗ご飯食べたい!ってせがんでしてもらったな。
私には危ないからって手伝わせずに
おばあちゃんが1人で手を赤くして「面倒くさいこというわ」って笑って栗を剥いていた。
何回もお代わりして栗ご飯食べたな。


経験と想像力がかみ合えばきっと人の気持ちに寄り添える。
心からありがとうが言える。

想像力を使わずにいると色んなことが簡単になる。
捨てたり傷つけたり
知らなかったって言えば済まされてしまうように錯覚して
誰かのせいにしたり。

見えないことは無いことじゃない。
見えなくてもあるんだよ。



出来上がった栗ご飯は美味しかったけれど
お代わりはしなかった。



明日は久しぶりのライブ。
私がこの1年で育んだもの、ゆっくり手をかけて歌にしていこう。
そしてみんな言うよ

おかわり!!

えへっ!はーと



■□■ショウジョウハイライト 9月のライブ


9月10日(土)
会場■西成難波屋
開演■13:30
共演■葦田純/岩井わい/はしもとりえ
料金■投げ銭


9月22日(木祝)
会場■新世界のこされ島
開場■18:30
共演■なかみねしょー/クロエ
料金■投げ銭
☆ショウジョウハイライトは20:40頃から歌います。


つかまった。

とても強く感じる。

これはクラウチングスタート。


例えば…という言葉とか
常識というものから
少し離れたところから感じること。

困るような
嬉しいような


悪意を含んだ"がんばれ!"なんて
私には必要ない。

何かに頼ることなく
想うままに歩む。
個体の存在はもはや偏りの塊。
自分にとっての迷い道だって
実は単なるストレートな道。

恐れずに
そのまま
行けばいいんだ。
いつだってそうやってきたんだから。



季節はいつの間にか冬に差し掛かっている。





10日から横浜の友達の家に遊びにきている。


友達の奥さんがお昼ごはんを作っている
その横
キッチンのテーブルでこれを書いている。


藤沢という街で大好きな人たちのライブを見て
次の日のお昼は中華街で水餃子。
海を見て
スタジオで太一さんたちとセイハロー。
その夜は3年ぶりの友達と1ヶ月ぶりの友達と3人でよるごはん。
知らない街の終電に乗って
満月を見ながら夜風に乗って友人宅に着地。

朝まで話して
さっき起きた。

スマートフォンは大阪でお留守番。

分からなければ人に聞きながら
電車に乗って知らない街を歩く。


金沢で10代のころの大事なバンドメンバーからはじまった友達
大阪で一緒にバンドして泣いたり笑ったりした友達
私が一瞬で恋に落ちた歌を歌っている先輩
ここ一年でぐっと近くなった友達
この数日でいっきに私の青春をめぐったような気になった。

私には年齢も性別も違う素敵な友達が何人かいて
ふりかえると
わたしはいつもひとりじゃない
どんなに苦しい時も楽しい時も
いつもそこには
誰かが笑っていた。


15時のこだまで大阪に帰る。
帰りは富士山が見えるといいな。