Amazon primeで『サスペリア』(1977)を再見して久しぶりに“ジェシカ・ハーパー”と再会。
作品自体はツッコミどころ満載の伝説的なホラー作品ですが、
やっぱり目を惹いたのはジェシカ・ハーパーの美少女ぶり。
大きな目をくりくりさせて謎の魔女集団と対決します。
ニューヨークからバレエの勉強をするために留学してきた少女役。
小柄で頼りなさげで、
けど芯の強そうな少女。
悪趣味な監督の要求に見事に応えていました。
しかし、
ジェシカ・ハーパーと言えばなんといっても、
ブライアン・デ・パルマ監督の最高傑作、
『ファントム・オブ・パラダイス』(1974)で悪魔に魂を売ってしまう女優の卵フェニックス役でしょう。
エンターテイメント界を牛じっているプロデュサーウィンスロー・リーチと悪魔の契約を交えようとするフェニックス。
その可憐な風貌からは想像もつかないハスキーボイスでスワンだけでなく観客をも魅了しました。
フェニックスに思いを寄せているスワンの目の前で、リーチの主宰するショーのオーディションを受ける場面は私の中の歴代名場面の一つです。
土砂降りの雨の中でスワンにすべてを奪われてしまうシーンの切なさと言ったら・・・
1949年生まれ。
70歳を超えた今も素敵な風貌でおられるのをネットで拝見してなんだかうれしく感じました。
無理に若作りしていないところがね。
気が多い私ですが、
間違いなく彼女は私のビーナスでありました。