青い体験(1973) | あの時の映画日記~黄昏映画館

あの時の映画日記~黄昏映画館

あの日、あの時、あの場所で観た映画の感想を
思い入れたっぷりに綴っていきます

ラウラ・アントネッリ!

私の永遠のミューズです。

『エマニエル夫人』のシルヴィア・クリステルなんか足下に及ばない圧倒的なお色気。

私は、あなたの存在によって性に目覚めました。

 

奥さんが死んだイグナッチオ家にやってきた魅力的な家政婦アンジェラ(ラウラ・アントネッリ)。

息子を含め一家の男たちはアンジェラに夢中。

中でも次男坊のニーノは思春期特有の歪んだ愛情と性の対象としてアンジェラを見続ける。

 

雇用主の息子としての地位を最大限利用して、

ニーノはアンジェラに性的なイタズラを続ける。

地位を利用してのセクハラのし放題。

歪んだ欲望をアンジェラにぶつけ続ける。

 

そして嵐の夜。

停電となった家の中で起こったこととは・・・

 

という感じで、

本当にニーノの感情は歪んでいるのです。

この時期の多くの男子がそうであったように。

 

そしてこの作品は年端もいかない私のような健全な男子たちの性をいたずらに刺激する作品でした。

ニーノはそんな我々の思っていることを代行しているスケベな少年。

食事中にテーブルの下からアンジェラの下半身にいたずらをしたり、

図書室ではしごに登らせてパンチラを期待したり。

 

しかしクライマックスでは完全にアンジェラが支配権を握ります。

完全にニーノを子ども扱い。

ラストではプライドも財産もすべて手に入れてニンマリというしたたかさを見せます。

そんなしたたかなアンジェラを演じた・ラウラ・アントネッリの圧倒的な魅力。

綺麗でキュートでグラマラスでそしてセクシーで。

若かった、いや幼かった私は完全にやられました。

wandaさんの企画された好きな女優ランキングに迷うことなく一票を入れた私です。

作品的にはどうということもない作品かもしれません。

しかし私の性史(笑)の中には間違いなく記録、記憶されている作品なのです。