ピラニア3D(2010) | あの時の映画日記~黄昏映画館

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あの日、あの時、あの場所で観た映画の感想を
思い入れたっぷりに綴っていきます

B級作品ながらなかなか面白かった、

ジョー・ダンテ監督作品『ピラニア』(1979)の大胆なリメイク版。

アレクサンドル・アジャ監督の心意気大いに良し。

1978年版のレビュー

 

こちらの設定は、

春休みでパリピ大学生たちで沸くリゾート地での湖。

この湖を震源として地震が起こり、

湖底がパックリ割れてしまい、

そこから古代の生物だった数千匹の凶暴なピラニアがリゾート地に流入してきて、

阿鼻叫喚の世界が繰り広げられる。

 

観ていると、

こいつは食い殺されるなと思う人物は期待通りに喰われてしまうし、

前作と違い、若くてきれいなお姉ちゃんたちの裸もふんだん。

 

喰われるときの残酷描写だけでなく、

人体切断場面など特殊技術陣たちががんばっていい仕事をしている。

 

水中場面が意外と思えるくらい美しいのもいいところ。

がんばってるね。

 

ポルノビデオを撮影するためにボートで沖へ出たクルーの中に主人公の若者が乗っているんですけど、

案の定この船もピラニアたちの襲撃を受けます。

このボートからの脱出シーンもヒッチコックサスペンスのようなハラハラがあり見ごたえあり。

 

それにしてもおっぱいがたくさん出てくる。

全裸のお嬢さん二人が水中で踊るシーン。

プロポーション抜群で美しいんですよね。

 

グロいシーンも多く、

必要以上と思われるお色気シーンに眉を顰める方もいるかもしれませんが、

私は好きです、この作品。

動物襲撃パニックものの定石をきちんと守っているので、

展開が読めてしまいますけどそれがいいですね。

 

B級にもにかかわらず、

リチャード・ドレイファスやクリストファー・ロイドが出演しているところにもなんだか映画愛を感じます。

『ジョーズ』では生き延びたドレイファスでしたが・・・

クリストファー・ロイドはちょっとマッドな雰囲気のある学者さん。

予告編

ジョー・ダンテ版(1978)のレビューはこちら

 

『ピラニア3D』Piranha 3D(2010)

アレクサンドル・アジャ監督 88分