ノーカントリー(2007) | あの時の映画日記~黄昏映画館

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あの日、あの時、あの場所で観た映画の感想を
思い入れたっぷりに綴っていきます

『ファーゴ』(1996)でちょっとお気に入りになったコーエン兄弟。

不条理殺人が面白かったが芯が弱かった側面もあった。

 

が、

本作では、

無感情殺人鬼、

アントン・シガーの登場によって一本筋が通った。

 

無条件で怖いよね、アントン・シガー。

シガーが犯す殺人の背景に金以外何もないところが恐怖を倍増させる。

いや、その金でさえも殺人の理由だろうかと思わせるところが凄い。

映画史に残る殺人鬼だね。

 

ラストの保安官の回想についていけなかったのは、

単に私の浅学のせいだと思う。

 

2008年アカデミー作品賞、監督賞、助演男優賞、脚色賞受賞。

 

ノーカントリー(2007)

ジョエル/イーサン・コーエン監督作品

122分