2月22日は語呂合わせから「猫の日」というらしい。
そして今年、
2022年2月22日は「2」という数字が揃いまくっているので、
「スーパー猫の日」なのだそうだ(誰が考えたんだ^^)。
そこで拙ブログとしても、
この記念すべき日に乗っからない手はないということで、
猫が印象的な映画を思い返してみた。
が、
もともと動物にあまり興味のない私はなかなか頭の中に猫が浮かんでこない。
パッと最初に浮かんだのは、
007シリーズでブロフェルドの膝の上に抱かれているペルシャ猫。
・・・いや、これじゃない、
と記憶の逆流を続けること小一時間。
そして、
あっ!という感じで思い出したのが本作『ハリーとトント』(1974)でした。
12年前に拙ブログにて猫好きのファンの方におススメしていたじゃないかと。
アパートが取り壊しになり、
愛猫とともに住み慣れたニューヨークを離れ、
娘を訪ねてくるまでシカゴへ。
道中出会う心優しき人々や、
次々起こる小悲劇。
本作でアカデミー最優秀主演男優賞を受賞したアート・カーニーが、
飄々とそして淡々と頑固なハリーを演じ、
押しつけがましくない感動を呼び込んでくれる。
そして、相棒の愛猫トント。
車の中でのハリーとの会話が楽しい。
トントがらみの様々なトラブルもあるが、
物語にそんなに起伏があるわけではないので、
どこか小津安二郎の傑作『東京物語』(1953)が思い起こされる本作。
ラストはちょっぴり寂しいですが、
いいエンディングです。
そして一言触れておきたいのが、
娘のシャーリーを演じたエレン・バースティンのこと。
この作品と同じ年に制作されたマーティン・スコセッシ監督の、
『アリスの恋』(1974)で彼女はアカデミー主演女優賞を受賞しているんですよね。
作品は違えど、
アカデミー主演男優主演女優の揃い踏みという稀有な作品なのです。
彼女は前年、
『エクソシスト』(1973)でリーガンの母親役を熱演、
アカデミー主演女優賞にノミネートされていましたし、
この頃は本当に充実していたんですね。
(リンダ・ブレアとの2ショット)
すいません、
結局猫のことにはあまり触れることなく、
終わりです・・・
読んでいただいた方の中で猫が印象的だった映画ってありますか?
忘れているかもしれないので教えていただけると嬉しいです。
ということで本作は、
トントを含めて役者がそろった、
ロードムービーの佳作だったという結論でした。
ぐちゃぐちゃなブログやな(泣)
印象的な優しい音楽は、
「ロッキー」でおなじみの、
ビル・コンティです。
ハリーとトント: Harry and Tonto(1974)
ポール・マザースキー監督
115分