『魔術師』 原題:Ansiktet
1958年(スウェーデン) イングマル・ベルイマン監督作品
19世紀。
マックス・フォン・シドウ率いる魔術師の一座が、
道中ある街で足止めをくわされる。
街の領事の家に滞在することになってしまった一座は、
警察署長、医師の前で芸を披露することに・・・
と、ストーリーを追うのはこれくらいでいいでしょう。
神との対決、
芸術と俗物、
生と死の対話など相変わらずのベルイマン節だが、
この作品はそれらをブラック・コメディとして見せているのが面白いし興味深い。
解剖した死体がよみがえるシーンなど、
下手なホラー映画より恐怖です。
ベルイマン映画が苦手な方におススメの一本かな。