アルジェの戦い | あの時の映画日記~黄昏映画館

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アルジェの戦い』 原題:La battaglia di Algeri

1966年(伊=アルジェリア) ジロ・ポンテコルヴォ監督作品

 

1950年から1960年にかけての、

アルジェリアのフランスからの独立を描く大作。

 

テロを繰り返すアルジェリアに対して、

軍が出動し鎮圧しようとするフランス。

 

テロ組織のリーダーの名前を聞きだすための、

フランス軍による拷問シーンが痛々しい。

 

ドキュメンタリータッチで物語は進行しますが、

爆破シーンも含めて、

大量の人員を繰り出してのモブシーンが迫力で真実味が増す。

 

植民地主義のフランスの嫌味な部分を描き出している点で、

稀有な作品ともいえるでしょう。

 

独立を願う民衆の思いが爆発するエンディングも見事です。