フェーム | あの時の映画日記~黄昏映画館

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あの日、あの時、あの場所で観た映画の感想を
思い入れたっぷりに綴っていきます

フェーム』 原題:Fame

1980年(米) アラン・パーカー監督作品

 

タイトルの『Fame』とは名声のこと。

 

ニューヨークのマンハッタンにある芸能学校。

入学から卒業までの4年間、

演劇、作曲、歌、舞踊など自らが持つと信じる才能にひたむきな情熱をぶつけて、

いつの日か全世界に知られる有名人を夢見る若者たちをドキュメンタリー・タッチで描いた傑作。

 

監督のアラン・パーカーは、

「若い才能の爆発をダイナミックに描き、かつ、

信じるものに賭けること、苦悩すること、恋することを追求した』と述べ、

その監督の演出は登場人物たちの心情を見事に描き切った。

 

序章のオーディションの場面がまず素晴らしく、

食堂での『Hot Lunch Jam』の場面で若者たちがはじけ、

通りを占拠しての『Fame』の場面で爆発する。

 

卒業式の場面でも皆輝いているが、

その中で『Fame』を得ることができるのはほんの一握り。

 

とても厳しい映画だが、

すごく元気になれる素晴らしい作品です。

 

Hot lunch Jam 名場面です。