ザ・カー | あの時の映画日記~黄昏映画館

あの時の映画日記~黄昏映画館

あの日、あの時、あの場所で観た映画の感想を
思い入れたっぷりに綴っていきます

『ザ・カー』 原題:The Car

1977年(米) エリオット・シルヴァースタイン監督作品

 

キャッチコピー

何の予告もなく 物凄い奴が出現した! そして…人びとを襲いはじめた!

 

スピルバーグの『ジョーズ』を皮切りに、

70年代はいろんなものが人間を襲い楽しませてくれました。

 

本編はタイトル通り『車』が襲ってきます。

サイクリングをしていたカップルを手始めに、

ヒッチハイカーの若者、さらにはパレードの練習をしている児童や女教師の集団にまで突っ込んでくる。

 

機転を利かせて(?)墓地の中に逃げ込んだ児童たち。

車はじたばたして中に入れない。

どうやら神聖な場所が苦手なようだ。

 

この車、

悪霊がとりついているようなのだが、

結構、根に持つタイプらしく、

自分に罵声を浴びせたものに対しては、

たとえ家の中に隠れていようとも突っ込んできてひき殺してしまう。

 

B級らしく、

限られた予算の中でどう楽しませるか苦心惨憺している様子が、

こちらにも伝わってきて微笑ましく、

また、努力の甲斐あって、

砂埃とともに現われる悪魔の車は迫力がある。

大袈裟に突風が吹くのも雰囲気が出ていて楽しい。

 

もったいぶった理屈抜きで、

いきなり車が暴れだすのもテンポがあっていい。

 

家に車が突っ込む迫力シーンの後、

いよいよ保安官軍団と悪霊の車との対決になるのだが、

ここのところで

ちょっとダレてしまったのは惜しい。

ラストの炎上シーンには味があるだけに、

余計にそう感じる。

 

ただ、邪劇の楽しさを存分に楽しませてくれるので、

こういう作品は嫌いじゃありません!

おススメですよ。

 

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懐かしい楽曲がいっぱい!

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