サイレント・ランニング | あの時の映画日記~黄昏映画館

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あの日、あの時、あの場所で観た映画の感想を
思い入れたっぷりに綴っていきます

サイレント・ランニング』 原題:Silent Running

1971年(米) ダグラス・トランブル監督作品

 

当初日本ではテレビ放映が先行し、

80年代、監督のダグラス・トランブルの株が、

その当時ブームだった特撮技術の評価で急上昇したため、

1986年になってようやく劇場公開された本作。

 

地球の温度全体が24度に管理され、

緑が枯れ果てた未来。

 

ブルース・ダーン含む4人の宇宙飛行士たちは、

“地球再緑化計画”のため、

宇宙ステーションに多くの緑地を作っていた。

 

ブルース・ダーンは自然をとても愛していたが、

他の乗務員たちは、

機械的に管理された現在の生活のほうが便利だと言い張り、

常にダーンと対立していた。

 

そんな時、

地球から緑地を核で破壊して、

地球に帰還せよという命令が下る。

 

ダーン以外の3人は、

8年ぶりに地球に戻れると喜ぶが、

ダーンだけが反乱し狂気に走る・・・

 

宇宙ステーションの生活に、

3体の小さなロボットが人間の生活を補助しているのだが、

この3体のロボットの動きがぎこちないがかわいらしい。

足を負傷したダーンの手術をしたりする。

スターウォーズのRC-D2を方形にした感じ。


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ステーションから緑地を切り離す特撮場面は、

今の発達したCG処理と比べるとさすがにチープに見えるが、

それでもなかなかの見せ場。

切り離されるときの細かい金属片の飛び散るところなんかは、

たぶん相当こだわったところだと思う。

 

なぜ、

緑地を爆破しなければならないのか、

その命令の意味するところは何なのかというところは描かれず、

その点でドラマ的には弱くなってしまった。

 

でも、

ラストで宇宙を漂流することになった1体のロボットが、

ぎこちない手つきでじょうろを使い、

草花に水をやっている場面は、

BGMの女性ボーカルの効果も相まって、

印象深いものとなっている。

エコロジーのメッセージも伝わってくる。

 

SF映画のクラシックとして、

充分記憶に値する作品だと思います。

 

 

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