アリゲーター | あの時の映画日記~黄昏映画館

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あの日、あの時、あの場所で観た映画の感想を
思い入れたっぷりに綴っていきます


アリゲーター』原題:Alligator
1980年(米)ルイス・ティーグ監督作品

70年代『ジョーズ』の大ヒットの後、
80年代前半にかけて雨後の筍のように作られた動物パニックもののひとつで、
本作は巨大なワニが人を襲います。

爬虫類好きの少女が飼っていた小さなワニを、
父親がトイレに流してしまってから事件は起こります。

この下水には、
特殊な成長ホルモン漬けにされた実験用の犬が捨てられており、
これを餌にしていたワニは、
体長10メートルほどに成長する。

このワニが、
下水に降りてきた人間を襲うのを手始めに、
地上にも表れるようになり、
元刑事と爬虫類学者の女性が退治に乗り出すのだが・・・

実に安直な作品ですが、
結構がんばっていて、
人を襲うシーンはそれなりに怖い。

出口の少ない下水道での戦いというのが、
サスペンス成功の要因だろう。

ワニは縦横無尽に暴れまくるが、
対抗する人間側が少し間抜けに見える。
特に、
市長お墨付きの爬虫類ハンターは哀れでした。

爬虫類学者の女性は、
オープニングで子ワニを飼う少女なのだが、
この女性と元刑事のモヤモヤとした関係がだらける。

一生懸命作っているのはわかります。
クライマックスの盛り上げ方もそこそこいってます。

が、二番煎じの感が免れないのは、
動物パニックものの宿命なんでしょうね。
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