ミッシング | あの時の映画日記~黄昏映画館

あの時の映画日記~黄昏映画館

あの日、あの時、あの場所で観た映画の感想を
思い入れたっぷりに綴っていきます



ミッシング』 原題:Missing

1982年(米) コスタ・ガブラス監督作品


1982年のカンヌ映画祭でグランプリを獲得した、

コスタ・ガブラス監督の社会派作品。


1973年、

左翼的活動をしていたチャールズとべス夫妻。


二人はアメリカを出て南米チリに滞在していたが、

チャールズが忽然と失踪し、

アメリカから駆け付けた実業家の父親エドワードとべスは、

彼の消息をたどることになる。


クーデターがらみで失踪したようなのだが、

新政権もアメリカの大使館の人間も、

なかなか情報を提供してくれない。


二人は調査を続けるうちに、

チャールズは兵隊に連れて行かれたという情報を得る。


それは、チャールズが、

あることを知りすぎてしまったかららしい・・・


開巻から不安でいっぱいの作品です。

この国では何が起こっても不思議はないなと。


銃声がとどろき、

街のあちこちに転がる死体。


身元確認のために、

エドワードとべスが向かう死体収容所は、

そのまま地獄絵だ。


裏でつながっているような、

新政権とアメリカ大使館。

物語が進むにしたがって疑念が深まる。


思想の違いで食い違っていたエドワードとべスが、

後半心を通わせるようになる描写だけが救い。


実話が元になっているということだが、

そうだとするととても深い闇が潜んでいることになる。

利権がらみで。


政情が不安定な国には、

決して行かないこと、

そう心に思いました。

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