テルマ&ルイーズ | あの時の映画日記~黄昏映画館

あの時の映画日記~黄昏映画館

あの日、あの時、あの場所で観た映画の感想を
思い入れたっぷりに綴っていきます



テルマ&ルイーズ』 原題:Thelma and Louise

1991年(米) リドリー・スコット監督


結婚しているが夫にがんじがらめにされているテルマと、

ウエイトレスをしているルイーズが、

お互いのストレスを発散するため知り合いの別荘に行くことに。


その道中、酒場で羽目を外しすぎたテルマが男にレイプされそうになり、

それを見たルイーズが男に発砲、射殺する。


楽しいはずの小旅行が、警察からの逃避行となってしまう。


ルイーズは恋人の援助で逃亡資金を確保するが、

大学生と名乗るカウボーイ風の男に、盗まれてしまう。


ますます追い詰められた二人は、

途中強盗をしたりしながらメキシコを目指すのだが・・・


やたらと理屈っぽくて暗い題材が多い最近のリドリー・スコット監督作品と違って、

映像にも魅力のある陽性の作品に仕上がっているのがうれしい。


二人が逃亡を続ける風景の魅力は絶大で、

ちょっと「バニシング・ポイント 」を思い出したりした。


喧嘩したり慰めあったりしながら旅は続き、

最後に二人が覚悟を決める場面は相当な魅力。

あのストップモーションは実に素晴らしい。


なんとか無傷でとらえようとする人情派の刑事ハーヴェイ・カルテルは、

意外といっていいようなキャティングだが、いい味出してるし、

謎のカウボーイ風の大学生を演じた若いころのブラット・ピットも、

裏表のある役柄をうまく演じている。


もちろん主演のテルマ&ルイーズを演じた、

スーザン・サランドンとジーナ・ディヴィスは抜群の出来。


ストレートなロード・ムービーに徹し、

余計な人間模様を極力排したのが成功の要因だと思う。


すがすがしいBAD・END。

昔のアメリカン・ニューシネマを見た後のような余韻に浸れる・・・・

そんなおススメ作品です。


テルマ&ルイーズ [DVD]/20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
¥1,533
Amazon.co.jp

テルマ&ルイーズ [Blu-ray]/20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
¥2,571
Amazon.co.jp

エキサイティング大阪街歩きのブログ にもお越しください。


クリック応援よろしくお願いします!

↓   ↓    ↓    ↓

人気ブログランキング   にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ

読者登録してね