マンハッタン殺人ミステリー | あの時の映画日記~黄昏映画館

あの時の映画日記~黄昏映画館

あの日、あの時、あの場所で観た映画の感想を
思い入れたっぷりに綴っていきます



マンハッタン殺人ミステリー』 原題:Manhattan Muder Mystery

1993年(米) ウディ・アレン監督作品


ウディ・アレン監督によるサスペンスコメディです。


アレン監督にとって’87年の『ラジオ・デイズ 』以来久々の、

ダイアン・キートンとの共演となりました。


息子が自立してから、

少々倦怠期気味のアレン・キートン夫妻。


二人の隣人である夫婦の奥さんが、

心臓発作で死亡するが、

アレン夫妻が警察に通報している間に死体は消えていて、

キートンは夫人の旦那が殺したのではないかと疑い、

探偵のようなことを始めるのだが・・・


アレン監督は相変わらず洒落た映像テクニックを駆使し、

退屈せずに最後まで観られるし、

録音テープを使ったトリックを仕組む場面では、

相変わらずのアレンのドタバタ演技がみられるが、

過去のドタバタ喜劇に比べるとおとなしめ。


ミステリー映画としても、

あまり奇抜なアイディアはなく、

展開もあんまりフェアじゃない。


極上のミステリー・サスペンス映画をたくさん見ている人ほど、

最後にもう一つ大きなどんでん返しがほしかったんじゃないかな。


アレン監督はこの作品の構想は、

アニー・ホール 』(’77年)のころからあったようで、

この殺人物語のサイドストーリーとしてあったヒロインとのロマンスが、

アニー・ホール 』になったとのこと。


映画ファンが喜ぶ小ネタもたくさんある本作だが、

僕にとってはもう一つ乗り切れない作品となってしまいました。


ただ久々のダイアン・キートンとのコンビが、

何か心地よく安心して観ることができました。

マンハッタン殺人ミステリー [DVD]/ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
¥1,523
Amazon.co.jp

エキサイティング大阪街歩きのブログ にもお越しください。


クリック応援よろしくお願いします!

↓   ↓    ↓    ↓

人気ブログランキング   にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ

読者登録してね